2〜一年を振り返り雑木林魂を感じる活動を紹介〜○各委員会より ご承知の様にコロナ禍3年目の活動報告になりますが、予定さ〜雑木林は災害(非常時)に強い〜 私のメッセージを伝える前に、雑木林の持つ力について、触れてみたいと思います。 雑木林は、大きな樹木、小さな樹木が寄り添い合ってごく自然に生息しています。誰が指揮をとったわけでもなく根を絡め合い、影響し合い、同じ土壌から養分を分け合い、共存する不思議な空間です。 一見、不規則に見え、指揮者のいないオーケストラにも見えますが、長年かけて積み上げられた暗黙の秩序が、存在するかの様にそれぞれの音や色を生かしあって、時として人の目に美しく、時として鳥や虫、幾多の微生物の拠り所となり、素敵なハーモニーを奏でております。 その様な存在でありながら、人工林より何倍もの保水力を持ち合わせ、地震や水害による土砂崩れに強く、得体のしれない力で自然環境を守り続けているのが、雑木林です。様々な生態系が混在し、まさに持続可能な営みの象徴ともいえる空間ではないでしょうか。〜民間教育の業界は雑木林に似ている〜 私は社団のように様々な人が集まる組織は、雑木林をお手本に構築していくのが、理想であると考えております。そして、日青協という社団は、雑木林力を蓄え発揮していくことが可能な組織であると信じております。 言い換えますと大きな企業、小さな企業が公平に活動できる環境と、長年いるから、男性だから、女性だから、そういったものを超えて交流ができる空間を提供したいと思います。当然ながら、学習塾という業種だけではなく留学、各種習い事、スポーツスクール、教材、検定 アプリ制作等々、「教育」という大きな括りで構成されており、あらたに加わる業種も、志が共有できればウエルカムです。異業種交流会という活動を通して、それぞれの会員企業が発信できる場も提供しております。 また理事会の構成も理事25名中 60代以上が8名、50代が9名、40代以下が8名(2022年12月現在)、さらにそれぞれの世代に常任理事が2名ずつ在籍しており、これも意図的ではなく自然にこの形になっていきました。 そしてこの1年間の日青協の活動は、雑木林の在り方に近づくことができたのではないかと、ここに報告させていただきます。一般社団法人 日本青少年育成協会令和5年度ひとりではできないけれども、みんなが集まればいろんなことができるそんな日青協をめざしていますその根底を支える『雑木林力』を蓄え、発揮する新時代へ会長 増澤 空 活動方針
元のページ ../index.html#2