かけはし vol.14
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EPORT大久保和孝先生教育業界でのコンプライアンスの重要性コンプライアンスの意義と勉強会を終えてコンプライアンス委員会では、日青協の会員を対象に「初歩からのコンプライアンス」をテーマに、大久保和孝先生を講師にお招きして、コンプライアンス勉強会を令和2年12月19日(土)に実施いたしました。ご講演いただいた大久保和孝先生は、コンプライアンスやCSR、ガバナンスというものが日本でまだ浸透していなかった2000年代前半から必要性や考え方を提言され、コンプライアンスやCSRの日本での普及にご尽力された第一人者です。教育業界は、元々生徒への熱い志を有し、指導を職人的に行う集団の集まりだったところからスタートし、時代の要請をうけながら変化・進化はしつつも、業界全体に素晴らしい人材が多いため、コンプライアンスやガバナンスを重視しなくても良かったとも言えます。消費者保護や企業の社会的責任を求める世界的潮流に加え、教育業界も聖域ではなく、業界としてのプレゼンスが高まり認知も広まったこともあり、この業界のさらなる発展には、コンプライアンスやガバナンスのさらなる浸透が不可欠になって来ています。改めてコンプライアンスやガバナンスを正しく意識し、経営に取り込んでいくという想いのもと、大久保先生にご講演いただきました。コンプライアンス、ガバナンスは、経営者や会社を縛り痛みつけるためのものではありません。企業や組織を正しく永続させ、顧客や社会のために活躍できるようにするためのものです。ご講演では、大久保先生のご先祖様の木戸孝允氏が策定を取りまとめた「五箇条の御誓文」で見るリーダーシップ、コンプライアンスに重要な「潮目」を見る、コンプライアンスおよびガバナンスに必要な文化養成などをお伺いすることができました。引き続き会員企業の皆様とともに、各団体の発展と業界の発展のため、コンプライアンスおよびガバナンスの考えを浸透していきたいと思います。       32VOL.14 2021令和2年度 活動の軌跡コンプライアンスの尊守を目指していきます。教育の質を高める目標に向けたガバナンス強化とREPORT 11コンプライアンス委員会コンプライアンス尊守への啓蒙11Rコンプライアンス委員会

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