2一般社団法人 日本青少年育成協会 会長 2020年の大学入試改革元年を2年後に迎える今年(2018年)、教育業界では変化に満ちた課題に直面いたします。この改革の中で、私には二つのテーマが目に留まります。その中の一つが「グローバル人材育成」、もう一点が「記述式問題への移行」です。 文部科学省は、「グローバル人材」の要素として以下の三点を掲げています。 要素Ⅰ: 語学力・コミュニケーション能力 要素Ⅱ: 主体性・積極性、チャレンジ精神、 協調性・柔軟性、責任感・使命感 要素Ⅲ: 異文化に対する理解と日本人としての アイデンティティー 海外に行くことの多かった昨年(2017年)、確かに、通訳を介した会話では何とも言い難い“間”が生まれ、本当に伝えたいことが伝わったのかどうか、不安な気持ちは否めませんでした。ゆえに要素Ⅰで語学力を謳うのは、納得できる話です。 さらに昨年11月、当社団の教育研修視察で訪問したマレーシアのサンウエイ大学において、日本からの留学生と交流する中で大きな発見がありました。増澤 空 貢献という言葉にふれて変化を求められる時代こそ、ゆるぎなき下し た地じの育成を大学入試改革で感じること
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