教育コーチングのあゆみHistory of educational coaching

2005~2007
2005
9月

日本青少年育成協会設立10周年記念式典開催
コーチング認定事業開始告知

日本青少年育成協会(以下「日青協」)の第四代会長に就いた成基コミュニティグループ代表佐々木喜一氏が会員にアンケートを実施、会員が「コーチング」を求めていることが明らかに。自社が開発してきた「教育コーチング」を日青協に提供し、基幹事業として展開していくことが決定、周年イベントで発表されました。

10月

教育コーチング認定制度開始

スタート段階での教育コーチ養成講座Ectpは、「グレード1~6」という6段階のステップ(現在は「入門~マスターの7段階)。

2006
1月

第1号認定校誕生(ゴールフリー)

2月

集団指導教室第1号認定校誕生(鯉城学院)

3月

国立教育政策研究所
『教育関係者のためのコーチングプログラム開発に関する調査研究報告書』刊行

この冊子は全国の教育委員会・教育センター(研究所)に配付され、「コーチング」というメソッドが教育関係者に広く認知されるきっかけとなりました。

6月

『親力』向上セミナー開始

家庭教育版教育コーチングが「パパ・ママコーチング」。それを習得するこの講座は、10年間で120回を数える人気講座に育ちました。

7月

三重県立高等学校北勢地区 12校合同教職員対象Ectp開催
(50名全10回)

県立朝明高校教諭であった鈴木建生氏(現産業能率大学教授)の尽力で実現した10日間に及ぶ研修会。三重県に一気に教育コーチングが浸透し、のちに4名の認定トレーナーが誕生しました。また、雑誌『キャリアガイダンス』にとり上げられたことで全国的に大きな反響を呼びました。

8月

Ectp入門WEB講座開始

世界初(※)の、コーチングをe-Learningで学べる講座が完成。基本知識を手軽に学べる仕組みに大きな反響をいただきました。
※弊協会調べ

11月

京都市教育委員会「教育実践特別講座―Ectp」開催(150名全4回)

教育センターが主催し、公立学校の代表教員150名がEctpを受講。官民の壁を一気に飛び越える画期的な研修に。また、この研修を日本テレビが密着取材、情報番組「スッキリ!」で特集が組まれました。

A級トレーナー第1期誕生(8名)

「教育コーチングを学びたい」という要望に応えるため、短期集中で100時間近い研修を敢行、認定教育コーチングトレーナーの1期生8名が誕生しました。現在、トレーナーは80名に至っています。

2007
3月

『パパ・ママコーチ』創刊

家庭教育を支援するこの雑誌『パパ・ママコーチ』を創刊。4万部を超える雑誌に成長しました。

4月

厚労省「若者自立塾」支援開始(3カ年)

厚労省事業「若者自立塾」を日青協が受託し、沖縄で3カ月間の合宿プログラムがスタート。認定トレーナーが交替で沖縄に出張、受講者やスタッフをセミナーやコーチングで支援しました。

6月

人生航海図セミナー開始

「真のリーダー」を育成する究極の合宿セミナー「人生航海図」。琵琶湖畔で始まったこのセミナーは、東京や九州に広がり、10年間で27回開催、500名近い「船長」を輩出しています。

7月

「学校教育相談実技研修」にて講座開始(5カ年)

全国教育研究所連盟が主催し、教育センターの指導主事、公立学校の教員が受講する三日間の集中研修会。教育コーチングは圧倒的な人気と評価を集める人気講座となりました。

10月

長崎労働局「若年者地域連携事業」への出講開始

500名のホールに観客30名という絶望的な状況の中、アニマル浜口氏と小山英樹とのW講演。極めて高い評価をいただき、長崎県が「教育コーチング大国」になる原点となりました。

2008~2009
2008
1月

北海道日本ハムファイターズ監督・コーチ研修(全4回)

監督に就任された梨田昌孝氏の要請で総勢30名のスタッフに4回シリーズの研修。翌年の優勝と選手育成に貢献しました。

2月

通信制・単位制高校・サポート校第1号認定校誕生
(東京国際学園高等部 現さくら国際高校東京校)

6月

『子どもの心に届く言葉、届かない言葉』(学習研究社)発刊

小山英樹の2冊目。全国の認定コーチの珠玉の実践事例が38件掲載されています。

Ectp Ver.2リリース

初級が知識編と実践編に分かれ、知識編はWeb講座でも受講可能になりました。

9月

「教育コーチング研究部会」発足

教育コーチングのクオリティ向上と、ユーザーの裾野拡大を目的として「教育コーチング研究部会」を発足。現在は藤井勝彦第二代部会長と執行部が、全国4ブロックの支部長と連携をとりながら活発に活動しています。

「教育コーチング認定協議会」発足

教育コーチの養成機関と認定機関を分化し、監査機能を強化するために「教育コーチング認定協議会」を設立しました。検定・認定が公平かつ厳正に行われているか、厳しい目で見張り続けている機関です。

11月

ミス日本グランプリ候補者研修開始

本選に出場するお嬢さん方のうち希望者を対象とした、自己観察・自分磨きの研修。初回となったこの年は、グランプリに輝いた宮田麻里乃さん(当時高校2年)をはじめ、当研修受講者が表彰台を独占するという驚異的な結果を創りました。以来7年連続して、研修受講者からグランプリが誕生しています。

東京都若者社会参加応援ネット「コンパス」事業開始(2カ年)

東京都の事業を日青協が受託。ニート・フリーターを支援する様々な支援機関・施設のカウンセラーや相談員の皆さんに教育コーチングをマスターいただきました。

2009
2月

日本サッカー協会SMC(スポーツマネージャーズカレッジ)出講開始(3カ年)

全国のクラブチームのマネージャー対象に研修を行い、好評を博しました。

5月

次世代リーダー育成セミナー開始(4カ年)

塾の人材育成を支援しようと、森智勝氏(全国学習塾援護会主宰)とのジョイントで実現。東京・大阪を会場に開催し、好評を博しました。

第1回全国教育コーチングフェスティバル開催(東京)

日青協15周年記念シンポジウムの翌日に開催。パネルディスカッション、認定校の実践事例紹介、ミス日本宮田麻里乃さんのインタビュー等で会場は熱気に包まれました。

11月

任意団体第1号認定校誕生(みえコミュニケーション実践会)

お母さんのための自分磨きセミナー開始

2010~2013
2010
4月

教育コーチングワークショップ(現体験セミナー)開始

一人でも多くの人に教育コーチングを体感して欲しいとの願いから、研究部会の主導で立ち上がった講座です。現在は「体験セミナー」に形を変え、全国各地で頻繁に開催されています。

5月

幼稚園第1号認定校誕生(福山りじょう幼稚園)

8月

Ectp短期集中特別講座開始

夏の3日間で一気に中級認定まで進めるお得な講座としてスタート。札幌・東京・京都・福岡で開催し、教員を中心にたくさんの方々に受講いただいています。

2011
3月

東日本大震災被災者支援活動「復興の種」に協力

日青協本部と連携し、コーチング事業部も全国の認定トレーナー・コーチも、物資の支援、募金、傾聴ボランティア、応援作文の募集等の活動を行いました。

2012
2月

自動車学校認定校第1号誕生(Mランド益田校)

3月

教育コーチング地域ステーション(E-Sta)を全国50カ所に開設

地域に根差した教育支援実現のための「ステーション」を全国50カ所に設置。現在は小樽から長崎まで全国21都道府県59カ所に至っています。

9月

教育相談・教育コミュニケーション実技研修
(現全国教育コミュニケーション研究大会)開始

全国教育研究所連盟主催で開催されてきた「学校教育相談実技研修」を日青協が引き継ぎ、大きくリニューアル。教育コーチング、アクティブラーニング、発達障害支援、グループエンカウンター、教育カウンセリング等々、各分野の第一人者による質の高い研修を提供しています。

11月

第2回全国教育コーチングフェスティバル開催(東京)

研究部会のメンバーが立ち上がり、3年ぶりに開催。会場となった秋葉原UDXは満席となりました。「実践成果コンクール」の初代最優秀賞は次の通りです。
■認定コーチ部門最優秀賞 石田正寿(三重県立高校教諭)
■認定校部門最優秀賞 ナカジュク(埼玉県ほか)

2013
3月

厚労省キャリア形成支援事業Global-ACE事業に参画(2カ年)

JAOS海外留学協議会が運営する厚労省委託事業Global-ACE。ワーキングホリデーやインターンシップで海外渡航する若者たちを支援する仕組み作りとキャリア形成に教育コーチングメソッドは大いに貢献しました。

5月

日本教育新聞にて「いじめ問題に立ち向かう」連載(11回)

大津の中2生、大阪の高2生が自ら命を絶ちました。この二つの痛ましい事件を機に、2013年春、いじめ・体罰が社会問題化しました。5月に日本教育新聞社から依頼を受け、小山が連載を執筆。大きな反響を呼びました。

6月

教育コーチカレッジ開始

教育コーチングをより理論的・体系的に学ぶ長期講座「教育コーチカレッジ」をリリース。アカデミックなプログラムは、Ectpとはまた違った学びがあると好評です。

Ectp受講者数2万人突破

10月

第3回全国教育コーチングフェスティバル開催(大阪)

第3回全国教育コーチングフェスティバルは初めて東京を離れ大阪で開催。韓国、中国からの参加もあり、満員御礼の大盛況となりました。「実践成果コンクール」の最優秀賞は次の通りです。
■認定コーチ部門最優秀賞 古川晃嗣(木村塾)
■認定校部門最優秀賞 Koshin Educe(鹿児島県)

2014~2015
2014
3月

『魔法のパパ・ママコーチング』(PHP研究所)発刊

小山の書籍第三弾が発刊。保護者向けの本ながら思い切って難解な要素まで盛り込まれています。教育コーチングの進化を象徴する一冊になりました。

『親力』向上セミナー100回を突破

塾と教育にて「コーチングの考え方」連載開始

塾向け雑誌『塾と教育』で小山執筆の連載がスタート、好評をいただいています。

8月

日本教育新聞にて「生徒の自立を支援する教育コーチング」連載(18回)

学校教員向け週刊新聞『日本教育新聞』に小山が二回目の連載。延長、延長で18回に及ぶ長期連載となりました。

10月

第4回全国教育コーチングフェスティバル開催(名古屋)

第4回フェスティバルは名古屋で開催。満員となった名古屋国際会議場ホールは熱気に包まれました。「実践成果コンクール」の最優秀賞は次の通りです。
■認定コーチ部門最優秀賞 米田香(公文式山本中教室)
■認定校部門最優秀賞 桑原塾(長崎県)

2015
1月

私教育新聞にて「注目!教育コーチング」連載開始

創刊された隔週新聞(現在は月刊)『私教育新聞』にて連載開始。認定トレーナーによるリレー執筆が継続中です。

2月

不登校支援事業Compass開設協力

日青協新規事業「不登校支援事業Compass」がスタート。不登校に悩む生徒・保護者の相談対応をするカウンセラーは、「愛情・信頼・尊重」をベースとした教育コーチングとカウンセリングで、子どもたちの未来を全力支援しています。

3月

Ectp Ver.3リリース

Ectp全グレードのプログラムを大きくバージョンアップ。Web講座も完全リニューアルするとともにiOSやスマートフォンにも対応の幅を拡げました。教育コーチングが育成しようとする人材像を表現したアニメ「キツネとタヌキの物語」は必見です。新プログラムに関しては、アクティブラーニング研究の第一人者で京都大学教授の溝上慎一氏、群馬大学名誉教授でコーチング心理学の専門家堀正氏など、多くの方が推挙の言葉を寄せてくださいました。

4月

講演・講座のべ開催数3500件突破
Ectp受講者28000人突破

6月

アクティブラーニング実践講座開始

産業能率大学の鈴木建生教授とのアライアンスが実現し、5日間の本格講座「アクティブラーニング実践講座」が出来上がりました。リリースと同時に多数のお申し込みをいただき、50名が受講、全課程を修了した27名が「認定プラクティショナー」となりました。今後、Ectpと並ぶ基幹講座として継続し、教育者の皆さんを支援していきます。

7月

全日制高等学校第1号認定校誕生(山陽女学園)

11月

認定制度発足10周年「With-E Coaching」開催