玄関での時間

土・日で、東京へ行ってきたいっすぅぃ・です。
旧友に会うと、自分の変わってなさと変わった部分、自身の軸、そんなものが
ありありと分かります。
そんな「力」をもらったいっすぅぃ・です。

旅行に行くときは、準備する時間が長くかかる子どもたちの準備を手伝い、早め
に済ませてしまい、子どもたちは玄関に集合。そして、母の行くのを待つ、そんな
風にして出発を待ちます。
この風景は、どこの家庭でも同じようなものでしょうか。

父はこんなとき、どうしていようか。
自分のことはパッパッと済んでしまう。先に廻って待ってよう、そんな心情。

で、いつものように待っていたのですが、ちょっと気付きがありました。

赤ん坊のとき、それは玄関で待っているなんて時間はあまりない。
子どものとき、先のよう。
青年になると、きっと、今の父と同じように、パッパッとすることになるのだろう。

そう考えて、この時間を捉えると、この玄関の時間が、愛おしく、大事にしたいと
感じたのでした。
子どもが学校や保育園に行く前の喧騒が、煩わしくなくなりました。

教育コーチの徒然なる読書日記9

教育コーチのGです。

 第9回徒然読書日記は『こころゆたかに生きる(著者:林覚乗)』です。

 著者の林覚乗さんは、福岡県にある南蔵院の第二十三世住職であり、「出会う人に明るさを与えられる人間でありたい」を信条に、全国各地で公演を行っているそうです(あとがき)。

 この本には、さまざまな人々のエピソードとともに、林覚乗師の深く温かい思いが綴られています。

 「かけがえのない命を生きる」として、ある女子高校生のエピソードが次のように紹介されています。

 この女子高校生(A子ちゃん)は、生まれた後の小児まひが原因で足が悪かったそうです。A子ちゃんが3年生のときの水泳大会、そのクラス対抗リレーの選手を決めるときに、同じクラスのいじめっ子が意地悪く、泳げないA子ちゃんを選手にしてしまいました。

 家に帰って、いつもはやさしいお母さんに泣きつきましたが、

 【「おまえは、来年大学に行かずに就職するって言っているけれど、課長さんとか係長さんからお前ができない仕事を言われたら、今度はお母さんが『うちの子にこんな仕事をさせないでください』と言いに行くの。たまには、そこまで言われたら『いいわ、私、泳いでやる。言っとくけど、うちのクラスは今年は全校でビリよ』と、三年間で一回くらい言い返してきたらどうなの」】と言われます。

 そして水泳大会の日、水中を歩くA子ちゃんに対して、わあわあと奇声や笑い声が聞こえてきます。

 そのとき、一人の男の人が背広を着たままプールに飛び込み、A子ちゃんの横を一緒に歩き始めました。

 【それは、この高校の校長先生だったのです。「何分かかってもいい。先生が一緒に歩いてあげるから、ゴールまで歩きなさい。はずかしいことじゃない。自分の足で歩きなさい」と励まされた。】

 一瞬にして笑い声は消え、みんながA子ちゃんを応援し始めた。

 このエピソードにたいして、林覚乗師はこうまとめています。

 【A子ちゃんがどんなにかわいそうだと思っても、お母さんが代わりに泳ぐことはできないし、校長先生も変わりに泳ぐことはできないんです。ところが、私たちは、ともすると絶対的なものと比べて劣等感を持ったり、優越感を持ったりするんです。一人ひとりが自分の命の大切さに気がついて、その命を、この世に還元して生きることを大切に考えるべきだと思うのです。】

 教育コーチングでは、コーチの得る究極の成果を「クライアントの自立」であるとしています。クライアントが何か問題を抱えていたとしても、コーチがクライアントの代わりに何かをすることはできません。コーチは「人は自分の中に答えを持っている」との信念のもとにクライアントと関わっていき、クライアントが自分自身の力で乗り越えていく支援をしていくだけです。教育コーチングのあり方は、林覚乗師の思いにも通じるものであると感じています。

 紹介されているエピソードをもう一つ。

 北海道での出来事です。終電に飛び乗ったある中年男性が、乗車券を車内で買おうとしたとき、財布も小銭入れもない。途方にくれたが、正直に車掌さんにそのことを伝えました。ところが、この車掌さん。虫の居所が悪かったのかどうか、許してくれません。次の駅で降りろと言ってくる。次の駅で降りても家に帰る手段はありません。ホームで寝るには北海道の夜は寒すぎる。

 困っていると、横にいた同じ年格好の中年の男性が回数券をくれました。お礼をしたいからと、名前や住所をたずねてもニコニコと手を振って答えてくれません。なぜ教えてくれないのかと文句を言ったら、

 【「実は私もあなたと同じ目にあって、そばにいた女子高校生にお金を出してもらったんです。その子の名前を何とか聞き出そうとしたけど教えてくれない。『おじさん、それは私のお小遣いだから返してくれなくて結構です。それより、今おじさんがお礼だと言って私に返したら、私とおじさんだけの親切のやりとりになってしまいます。もし、私に返す気持ちがあったら、同じように困った人を見かけたらその人を助けてあげてください。そして、またその人にも困った人を助けるように教えてあげてください。そしたら、私の一つの親切がずっと輪になって北海道中に広がります。そうするのが、私は一番うれしいんです。そうするようにって私、父や母にいつも言われてるんです』と私に話してくれました」】

 日本には「恩送り」という考え方が古くからあります。この言葉は江戸時代にはすでに使われていたようですが、親切をしてくれた人に対してその恩を返すのではなく、第三者に対してその恩を送っていくことにより、善意が広がりをもっていくというものです。この恩送りを題材にした「ペイ・フォワード」という映画をご覧になった方も見えると思います。

 私もこれまで本当に多くの人にお世話になってきました。また、ほとんどの場合、その恩をお返しすることが叶わぬままになっています。
 ですから、自分が受けた恩を私も次の世代に送っていこうという思いで、教育に携わっていますし、教育コーチングのトレーナーとしての活動も行っています。

 今、ふと次の言葉が頭をよぎりました。

 「明日からを7回言うと一週間になり、来週からを4回言うと1カ月になる。
  来月からを12回言うと1年がたち、来年からを数十回言うと、私たちは灰になる」

プレゼント

超介はこの世界から多くのプレゼントをいただきます。そのうちもっともうれしくて、他の人にどんどんおすそ分けしているのが教育コーチングです。

11月11日で54歳になりました。その日の夜遅く、遠くに住む息子からメッセージ(メール)をもらいました。そこには部活と実習で遅くなってしまって、と断りをいれながら、誕生日に対するお祝いの言葉がありました。私は、人生を主体的に生きていてくれていることが父(私)への最大のプレゼントであること、ありがとう、と返事をしました。私の本当の気持ちを伝えます。

それは、私が私自身の遠くに離れて住む両親へ渡すことが出来る唯一のプレゼントでもあります。

どんな困難な状況にあっても、主体的に生きる人は充実した時間を過ごすことができます。それは本当に大切なこと、今日はそのための話を1時間、入社前研修でしました。

プレゼントにはその場で分かる意味とライフイベントを経ると分かる意味が含まれる場合があります。
プレゼント=その場で分かる意味+あとでわかる意味

プレゼントと同様、質の高い教育は後でわかる意味の含有率が高いものです。教育ビジネスではこの2つの意味を重ねてずしんと社会に提案することが必要です。対価を払っていただくという敷居があるからです。その場で意味が分からないとお金を払ってもらいにくいし、永続性を持つためには後でわかる意味を含む必要があるからです。(と、思っています)2つの意味を重ねることに尽力します。

朋あり遠方より来る 

教育コーチングの講演会で初めてお手伝いをさせていただいた時に
お目にかかり、いろいろとお話をさせていただいた先生が
益田に来てくださることになった。

6月にお目にかかったこの先生は
本来の用件とは別に、私を覚えていてくださり
その上「会いたい」とおっしゃってくださったことは何よりも嬉しかった。

思わず論語の筆頭にある有名な文を思い出した。

子曰、學而時習之、不亦説乎、
有朋自遠方来、不亦楽乎、
人不知而不慍、不亦君子乎

私はとてもここにある「君主」なんかの器ではないが
この孔子の言葉に共通している
教育コーチングを通して学べることがとても大好きだ。
 
 
 
ときどき復習するのは、その都度新しい学びがあり
学びが深まっていき、とても楽しいものです。

こうやって志を同じくする方とときどき出会って
話をするのもとっても有意義で楽しいです。
 
教育コーチングのお陰でまた幸せを感じることができます。
 
                      感謝

たびちゃんマン!

たびちゃんマンです。

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そうです。私は、たびし@小山英樹ではありません。「たびちゃんマン」であります。

京都府の山間部、三和町・福知山・綾部を
朝の9時から夜の9時まで「のぶぱん号」に乗せてもらって回ってきました。
素晴らしい体験でした。

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いろんなところで、いろんな人が、いろんな思いで生きている・・・。

笑顔をいっぱい見ました。人と人が出会うって、素晴らしいことです。
出会いを大切にしたいし、その力をもっと手にしたいと感じました。

この一日の意図や成果は、来年の春にお伝えします。

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「のぶぱん号」とは何ぞや?という方は⇒コチラ
(ホームページ工事中なんですが・・・)
京都府内を駆け回っている、おいしいおいしいパンの移動販売です。
「のぶぱん号」を見かけたら、皆さん是非ともお買い求めください。

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                               ↑まるまる一日お世話になった宇野さん。
                                でっかくて、やさしくて、深いお兄さんです。

さらばぢゃ!

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パパ・ママ コーチになって下さい。

○そら@内藤です。

○先日、授業参観がありました。そのあとPTA学年懇談会を行いました。
 学年懇談会では、やらなければならないいろいろな議題があるので、
 十分な時間は確保しにくいのですが、毎回、何らかの形で、
 エンカウンターやミニ講座を行っています。

 今回は、「パパ・ママ コーチング ミニ講座」を行いました。
 今回は10分程度しか時間をとれませんでした。
 たった10分でしたが、同僚の先生とロールプレーをしたり、レクチャーをしたりしました。

 伝えたかったことは、生徒が大好きなお父さんやお母さんたちに、
 素敵なお父さんお母さんコーチになって下さいというメッセージです。
 
 「パパ・ママコーチ06号」も紹介させていただきました。
 
○信州大学農学部、ユリの木の並木です。
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本とのつきあい(20代まで)

教育コーチングに関する学びを読書をも通じておこなっている超介です。

あてもなく、だらだら書きます。

小学生の頃から、友達が少なく、一人で遊んでいた。特にたくさん本を読んでいたわけではない。眺めていたくらいである。今も覚えているのは「ああ無情」くらいである。長編小説の初めの部分を読んだようであるがまだ記憶に残っている。銀の食器を盗んだ主人公が捕まったとき、その教会の牧師より「それはあなたに差し上げたのです。」と言った。子ども心にゆるしの持っている力を感じた。

中学生になって、性格はかなり明るく、積極的になった。読書はあまりしなかった。ただ本をみるのはすきであったようにおもう。勉強はあまりした覚えがない。その当時の高校入試は兵庫方式という思考力テスト+内申点で合否が決まり、実力がなくても合格できたし、そもそも、出願時に調整が入って、不合格者がほとんど出ない。

高校入学後は、授業についていくのが大変であった(中学で勉強していなかったので)。入学直後のテストの結果に驚き、勉強を始めた。高校3年生のころ、ふとしたきっかけで短歌会の集まりに参加し、国語の教諭がひとかどの歌人であることを知った。友人とその先生宅へ伺ったおり、応接室の書棚に世界文学全集が並んでいて、それらを全部読まれたという先生に敬服した。

その後、文芸班に入り、小説(太宰治とか)を少々読んだ。高校3年の夏には京都の嵐山の寺院で1泊2日の研修をしたこともある。卒業生の文集にある先輩の散文に強く引かれて、同じ様な散文を書いた。その後35年近くたって、その先輩が「江上剛」という作家になっていることを知った。

大学に入り知人がまったくいない寂しさから、文芸部に入部した。入部当時には6回生、8回生という猛者がいて、たくましさの洗礼を受けたように思う。のみ(お酒を)にはよく連れて行ってもらった。コトバの起源(古代人が始めて海を見たときの心に沸き起こってきた感情がコトバの始まり、など)等について語ってくれたりした。本をまずまず集め始めたが、相変わらず積読であった。
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読書近況 小説はほとんど読まないのですが、最近古本屋で「ロンググッドバイ」(チャンドラー 村上春樹訳)を見つけたので、買ってしまい、半分ほど読みました。主人公の探偵がとても魅力的です。

なんと・・椿です。

○そら@内藤です。

○なんとこの季節に椿です。
 みごとに満開でした。
 でも、椿って3月ころですよね。
 やっぱおかしな気候なんでしょうか。

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○先週、本校では強歩大会がありました。
 13キロ、10キロ、5キロに自分の意志でエントリーします。
 多くの生徒が10キロに挑戦します。
 13キロ挑戦者も結構いました。
 参加者全員が完走!
 美しい秋の1日でした。

ユイマール

 来週の週末に東京。久方ぶりに大学時のサークル仲間に会えることを楽しみに、
ワクワク・ドキドキしているいっすぅぃ・です。

 先週の土曜日に、川畑保夫さんの講演会に参加しました。この川畑保夫さんは、
沖縄教育出版というウコンや化粧品を通信販売している会社(出発は教育書籍だけ
を扱っていたようですが)の社長をされている方です。
http://www.cha-genki.co.jp/
日本一長い朝礼というので、ご存知かもしれません。

 ノートに記入され、思い起こされることは沢山あるのですが、中でも、沖縄の『ユイ
マール』の説明が記憶に鮮明に残っています。『ユイマール』はご近所さんや仲間で、
助け合いをする習慣(制度)のことだとは知っていたのですが、『義理』と対にして説明
をされました。

 沖縄の人は「情けは深いが義理は浅い」んだ。「義理・人情」で動くんじゃないん
だ。「義理は返さなくていい」んだ。“恩送り”なんです、と。

 起きましたよ・。パラダイム・シフトが!!

 そしてそして、講演会の最後。質疑応答で質問者の最後3人になったのが、いっ
すぅぃ・・裕介・みねG。みんな「みえコミュニケーション教育実践会」
http://www.miekomi.jp/(ホームページをみねGが再製作中) のメンバーです。
 この「教育コーチング」を軸にして集まったのが始まりです。

 このメンバーの中では「義理」で動いてるんじゃないなぁ。「興味」かなぁ。それだけ
でもないなぁ。気持ちいい関係、学びを深め合う関係、それだけもないなぁ。もちろ
んこの「ユイマール」もあるやん、と感じたのでした。

諏訪湖から見た富士山です。

○そら@内藤です。

○信州・諏訪湖から、日本一の富士山を見ることが出来ます。
 11月3日は、快晴で、雪化粧した富士をクッキリと見ることができました。

 見るだけでウキウキする富士山は、やっぱりすごい山です。
 目指せ! 日本一!

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