■もうひとつの顔
“カキィーン”
「もういっちょうーー お願いしまーす」
子どもたちの元気な声がグランドにこだまする。
先日の日曜日に息子の少年野球のコーチとして1ケ月半ぶりに
子どもたちと一緒にグランドで白球を追っていた。
私は息子の所属するスポ少野球部の父さんコーチとして
昨年から指導員登録をして休みには練習に参加している。
練習は水土日で息子の4年生チームは父さん監督と父さんコーチ12名で編成している。
もちろんボランティアであるが、いつも8名は来られている。
父さん(母さん)は日頃は当然仕事で、みなヘトヘトに疲れている。
しかしここでは、朝から夕方まで子どもといっしょに大声出して汗を流す。
信じられないけど・・・・
父さんは野球小僧にもどって、幸せいっぱいの表情で大声をだしている。
やはり、大声を出して動きまわれば自分自身の癒しになっているのだろう。
また母さん部隊も当番制で必死に子どもたちを応援している。
自分の子だけでなく、他の子どもにも“熱い歓声”や“厳しい檄”が飛ぶ。
私はこの1年間休みは全て家事と野球。
おかげで妻とも共通の話題ができ家庭円満・円満・大円満!
まさに、息子さまさまである。
ご存知の通り、私は日頃から子どもたちと関わる仕事をしているが、
毎回大きな気づきや学びがたくさんある。
子どもって実に純粋だ。
エラーや三振をすると、本気で泣いている。
それをまわりが「○○ちゃん、どんまい、どんまい、」と声をかける。
そして、また白球を追う。
私は練習や試合のあとのミーテングで
「今日は10のうちいくらの力をだした?」
「1勝できたら、どんな気持ちになる?」
「今日の練習で自分の良かったことを1つあげてみよう。」等
子どもたちに問いかけている。
野球も勉強も共通点がとても多い。
私はそんな純粋なマメ球児に
とにかく目標に向かって一生懸命やること。人間一人では何も出来ないことを
子どもたちに学んでほしい。
4月からは5年生チームとして公式戦が始まる。
頑張れ!子どもたち!
負けるな!父さんコーチ!