繰り返すことの効用

 超介です。

 5,6年前に仕事上の必要性から英語の勉強を始めました。英語の雑誌を購読したり、CD教材やら、メール教材等をやってみました。いろいろと試しましたが、一番効果があったのは、音読学習です。これまでにも英語教師からは音読の重要性を教えてもらったとは思うのですが、理解できていませんでした。数学やら、理科とは異なり、国語や英語等の語学はコミュニケーションツールなので体得しないとできたことになりません。
そして、
 繰り返して音読していると、ある時から英語が『口に馴れた感覚』がわかるようになります。そして生活の中で目にする英単語やら英文を見ると読んでみたくなっていることに気が付いたのです。このような学びの成果は他の『具体的な能力の取得』においても得ていたはずですが、音読はそれを明確にしてくれました。毎日、あるいは適度な間隔をあけて繰り返すことにより身についていく能力があることが意識できたのです。

 それからは、様々な学ぶべき内容についてどのように繰り返すかを意識するようになり、同時に繰り返して学習したりトレーニングすることに自信が持てるようになりました。焦らずに、悩まずに一定のトレーニングを習慣づけることの楽しみが生まれたのです。

流れを作る

超介です。

年の初めに今後やることを計画した際、昨年までと違いを作ることを考えました。目の前のことにとらわれすぎずに、変化を起こすにはどうしたらよいか?もう少し正確に言えば、もう大きな変化を起こすことはできないのだから(と無意識に思い、それはもう還暦だし、今更新しいことなど無理、という固定観念からきています)、思いついたことがあっても今までは、否定していたのです。それから離れようと思えたのです。

小さな一歩を踏み出せば、始まることを知っていました。意識をしてそうありたいと思い続けると、無意識裡にそれがしみ込んで勝手に進化することも知っていました。新しいことへの挑戦は、組織に属していた時は周囲の要請から派生していました。ロジカルシンキング等の様々なビジネス思考の学習、宅建、衛生管理者の資格、コーチング、一番新しいところで英語。それらは全部が仕事上の必要性が起源でした。

自分がやりたい場(=j.スクールなる小さな場)を作って、塾生たちの成長を感じたり、植木鉢の中のグリーンの育ち具合を見ているうちにやってみたいことが少しはっきりと見えてきました。

「時間の流れを未来から」にする方法

超介です。

年頭に、目標を111項目書き出しました。昨春、自営を始めて数か月は目標を決める必要は特に感じていませんでした。ある程度基礎的な動きが決まってくると、今度は目標を書き出してみる必要性を感じました。

いざやってみると30項目ほどはすぐ書き出せました。チェックしてみると、小さな事ばかり、それからは未来を創造しつつ書き出しました。10年先のものから今月中にやるものまで、思いつくままに。すぐできる小さなことも大きな投資が必要なものも、気になったのを思いつくままにどんどんと。書き出したものを眺めてさらに付加していきます。

今月の目標は11項目ありますが、そのうち3項目は達成、6項目は着手済です。やって見ると、目標から今を眺めることができて、能動的な行動がとれるようになります。

時の流れを捕まえることはできません。しかし流れを作りだすことができるのです。それは未来を創造し、目標を作りだすことから始まります。

時間は未来から流れてくる

超介です。

 時間が未来から現在へ、そして過去と流れていく。過去から未来ではなく、未来から過去へと流れる。 
 
 過去は変えることはできない〈過去の事象の解釈は変えることはできるけれど〉過去にとらわれる生き方は過去から未来へと時間が流れているというとらえ方だ。「今までこうであったからこれからもこう、と。私はこれまでこうだったから、だから、これは無理だとか」、という考え方だ。だから、人が夢を語るとき、過去から未来へと時間が流れていると考える人は「今のあなたでは無理、これまでのことをよく考えてごらんよ。」というように、(その人のためを思い)でも結果として足を引っ張ることになりがちだ。こういった人をドリームキラーというらしい。身近にいる人ほど、過去をよく知っているのでそうなりがちだ。
 
 しかしながら時間が未来から現在へとそして過去へと流れていると考える人は、そうではない。未来から今を規定するのだ。つまり、目標やら目的から今をとらえるのだ。それらが時間の流れを未来から今に流し込んでくる。年初の目標設定はこの流れを作るためにとても有効だ。
 
 ある時代まで、私は時間が過去から未来へと流れると思っていた。そして、今は未来から流れるようになった。

 皆さんの時間はどちらへ流れていますか?

読書の仕方

超介です。

 ここ2年ほど読書量がグーと減りました。昨年どれぐらい読んだかなと振り返ってみると、それ以前の3割ほどでした。月に数冊のペース。そして読書をする時間とエネルギーは「新しい習慣つくり」に吸収されつつあります。塾を始めたので『教科の勉強』、特に高校の数学の教科書、問題集を解いたり、英語の勉強をすることが増え読書時間にとって代わりました。
 それに加えて本の繰り返し読みをするようになりました。啓蒙書、ビジネス書をざーと目通しして読むことも時にはありますが、その冊数は減りました。それよりも、これはと思った本に見合った読み方をすることが増えました。例えば『スタンフォードの自分を変える教室』という本があります。大学の授業内容をまとめた講義録ですが、この講義は1週間程の間をおいて行われたようで、それに合わせて私も或る章を読んでから1週間はその講義の課題をこなしてみるのです。できたかどうかチェックしながら。
 本を読むという習慣から一歩進んで内容を身に着ける、やってみる機会が増えてきました。時には繰り返して、10日間、朝昼晩と3回同じ4ページほどの文章を繰り返してよむ、とか。これはといった良書は知識に終わらせずに、無意識の中にしみ こませるように繰り返すのです。
 何を作るか、そして材料によって調理の仕方が異なるように、読書の目的と書物の内容によって読み方が異なってきます。

2016年 今年の干支

超介です
 皆様 あけましておめでとうございます。
毎年、年初に干支を「干支の活学(安岡正篤)」により調べています。今年は丙申(へいしん・ひのえさる)の年。さて、この干支はどんな意味を示しているのでしょうか?
 まず十干の丙ですが『丙の上の一は思い切って伸びる陽気を表し、口はかこいを表す。それに入という字を書いてある。陽気が囲いの中に入る、つまり物は盛んになりっぱなしということはない、ということをこの字は表しておるわけです。』(同書P54)とあります。物事は循環する、そして盛んなる事象の中にも次の衰えに至る兆しが表れる、という意味でしょうか。十二支の申(しん・さる)ですが、こちらは草木伸びて結実して香り、味が備わって固い殻でおおわれる等に伸、身に通じるとのこと。物事がどんどん進展するという意味のようです。
 合わせて読み解くと、『物事がどんどん良いほうに進展するけれども、その中にはすでに悪いことの兆しも含まれている。十分注意せよ。』ぐらいでしょうか。
 日本国内も大きな変革を伴いながら進展していますが、内外にはの種々反発的な動きをもあります。それらをも、よくよく取り込んで確かな歩みを進めていける国であってほしいと思います。
私事になりますが、昨年4月にj.スク―ルなる教室を始めました。スタート後、夏頃からぼつぼつと生徒さんに来ていただけるようになりました。楽しく仕事をさせていただけるようになりました。このまま2016年も順調に進むよう、再度、理念「j.スクールは心の発火点」を考えて、準備を進めていきたいと思っています。

継続力について その4

超介です。

勉強でもスポーツでも、その人にとって意味があることを、心を込めて繰り返してやっていると、習慣化してどんどん進んでいけます。しかし、やりたいこと、やるべきであろうことがわかっていてもやらない、やれないことも出てきます。まさに塾での僕の仕事はその解決がメインです。

人は本来学びたい、成長したい存在ですが、だからといってすべての人が常にその通りにできるとは限らないので、そこをどのように対応するかがとても大切です。コーチとして機能できるかどうかです。

自分が学ぶ立場からの実感としていえば、コーチングしてもらう、がベストだと思います。もちろんクライアントとして体験があり、コーチングの効果を意識できるようになれば、ですが。

その次の方法が自分でコーチングすることです。そのためのだれでもできる具体的方法は記録をつけること。記録をつけることにより自己承認することです。これまで様々なフォームで記録してきました。最近よくやっているのは、テキストとなる本がある場合は、それに直接やったことが日々わかるようにフォームを張り付けることです。そのフォームは習慣化したい内容により変えていきます。それに毎日記入していくのです。

みなさんはどのように新しい習慣を取り入れていますか?

継続力について その3

超介です。

私の場合,朝、目が覚めたときが最も効果的に勉強などに取り組める時間帯です(血圧か低い人は難しいかもしれません)。頭の中がすっきり、雑念少なく、体力もフルにあります。どのような時に頭の回転が良くなるか、その条件を探しておいて、そうなるように環境を整えることは重要です。塾生たちにも、調子が良い時を見つけたら、そのことを指摘してあげます。それを印象付けてあげます。「なんでそんなに調子いいの?」など質問して、意識してもらうのです。そうすると自然とそのように人は自分を仕向けていきます。

私の場合は朝目覚めた直後、布団の中で比較的単調だけれども継続しないと身につきにくいようなこと(英文の音読、基本文の暗記など)をやります。それから、トイレに行ってまた部屋に戻って今度は算数やら数学等の問題を解く、そして天気が良ければウォーキングまたは自転車に乗る、それから次に・・・・・という風に決めています。

調子よく仕事なり、勉強なりが進む条件に気を付けること、発見することがまず大切なのです。次に決めたことをルーチン化して繰り返すことです。サクサク進めるようになると習慣化できるので、無意識的に、頑張らずにできるようになって仕事、勉強がはかどります。

しかしながら、やりたいけれど、今一歩継続に自信がない時には、もう一つ工夫が必要です。その工夫はモチベーションを高めることがその一つです。それについては長くなるので次の機会に。

継続力について その2

超介です。

  ある日始めた新しい取り組みを次の日も、その次の日も繰り返すためにはどのような工夫をすればよいでしょうか?例えば、夏休みのラジオ体操、日記、エクササイズ、掃除資格試験の勉強等々。長期にわたって継続できる人もいますし、3日坊主の人もいます。

  私のような塾のコーチにとっては、これはとても重要なメソッドです。学習の習慣をどうつけてもらえるかに通じるからです。通ってきてくれる塾生に強制的にさせることはありません。うたっている理念(『j.スクールは心の発火点』)から外れています。そして効果が継続しないのでサービスの価値が下がるからです。プロとしてやりません。ただし、生徒に学習も含めてリクエストすることは状況次第です。コーチングの一環として行います。

  かつて、組織塾に勤務していた時、集団授業も、個別指導もしましたが、どちらの場合も塾生のモチベーションをいかに強化、維持できるかを目標に授業をしていました。また内発的な動機付けに注目していました。どの学年でも理想は「学習すること、そのものが目標になること」です。生涯を通じての学びにつながるからです。今もそれを、その生徒に寄り添いながら注目しています。

  以上は塾のコーチとしての立場からですが、反対に学ぶ側から見た場合について、次の機会に書きたいと思います。

継続力を鍛える

超介です。

  世の中に継続力ほど効果のある、身に着けるべき大切なものはない、という教えを受けました。その人は、そのことを述べてかつ自ら行動で示しました。小さな、でも工夫された、オリジナルな一歩から初め、継続させつつ、少しずつ展開し、いろいろな成果の花を咲かせ、実のらせ、それを見せました。紙と鉛筆から始めて、13名からなる集団を20年ほどで300名の正職員、アルバイト200名ほどの企業にしました。売り上げ0円からスタートし30億円超まで。

 そのような教えを20代の前半に受けていたにも関わらず、恥ずかしいことに、そのことを自身で納得し始めたのはつい最近です。継続する力などは身につかない、鍛えようがないものであると思っていました、がそうではないと。それは小さな意図した行動を継続すること、その積み重ねから強化できることを知りました。継続力強化は可能です。

 なんでもよいので自分を向上させる行動を選択して始める、継続させる。それを繰り返すこと、増やしていくことです。日記をつける、毎日散歩をする、読書をする、音読をする、算数の問題を解く・・・・、何でも構いません。一つ決めて毎日30分でも、あるいは10分ほどでできるものでよいので始める。

 この選択した小さな行動を継続させるのにはコツがあります。継続の工夫は承認のエネルギーを使うことです。そのあたりはまた次に。