2016年 今年の干支

超介です
 皆様 あけましておめでとうございます。
毎年、年初に干支を「干支の活学(安岡正篤)」により調べています。今年は丙申(へいしん・ひのえさる)の年。さて、この干支はどんな意味を示しているのでしょうか?
 まず十干の丙ですが『丙の上の一は思い切って伸びる陽気を表し、口はかこいを表す。それに入という字を書いてある。陽気が囲いの中に入る、つまり物は盛んになりっぱなしということはない、ということをこの字は表しておるわけです。』(同書P54)とあります。物事は循環する、そして盛んなる事象の中にも次の衰えに至る兆しが表れる、という意味でしょうか。十二支の申(しん・さる)ですが、こちらは草木伸びて結実して香り、味が備わって固い殻でおおわれる等に伸、身に通じるとのこと。物事がどんどん進展するという意味のようです。
 合わせて読み解くと、『物事がどんどん良いほうに進展するけれども、その中にはすでに悪いことの兆しも含まれている。十分注意せよ。』ぐらいでしょうか。
 日本国内も大きな変革を伴いながら進展していますが、内外にはの種々反発的な動きをもあります。それらをも、よくよく取り込んで確かな歩みを進めていける国であってほしいと思います。
私事になりますが、昨年4月にj.スク―ルなる教室を始めました。スタート後、夏頃からぼつぼつと生徒さんに来ていただけるようになりました。楽しく仕事をさせていただけるようになりました。このまま2016年も順調に進むよう、再度、理念「j.スクールは心の発火点」を考えて、準備を進めていきたいと思っています。

継続力について その4

超介です。

勉強でもスポーツでも、その人にとって意味があることを、心を込めて繰り返してやっていると、習慣化してどんどん進んでいけます。しかし、やりたいこと、やるべきであろうことがわかっていてもやらない、やれないことも出てきます。まさに塾での僕の仕事はその解決がメインです。

人は本来学びたい、成長したい存在ですが、だからといってすべての人が常にその通りにできるとは限らないので、そこをどのように対応するかがとても大切です。コーチとして機能できるかどうかです。

自分が学ぶ立場からの実感としていえば、コーチングしてもらう、がベストだと思います。もちろんクライアントとして体験があり、コーチングの効果を意識できるようになれば、ですが。

その次の方法が自分でコーチングすることです。そのためのだれでもできる具体的方法は記録をつけること。記録をつけることにより自己承認することです。これまで様々なフォームで記録してきました。最近よくやっているのは、テキストとなる本がある場合は、それに直接やったことが日々わかるようにフォームを張り付けることです。そのフォームは習慣化したい内容により変えていきます。それに毎日記入していくのです。

みなさんはどのように新しい習慣を取り入れていますか?

継続力について その3

超介です。

私の場合,朝、目が覚めたときが最も効果的に勉強などに取り組める時間帯です(血圧か低い人は難しいかもしれません)。頭の中がすっきり、雑念少なく、体力もフルにあります。どのような時に頭の回転が良くなるか、その条件を探しておいて、そうなるように環境を整えることは重要です。塾生たちにも、調子が良い時を見つけたら、そのことを指摘してあげます。それを印象付けてあげます。「なんでそんなに調子いいの?」など質問して、意識してもらうのです。そうすると自然とそのように人は自分を仕向けていきます。

私の場合は朝目覚めた直後、布団の中で比較的単調だけれども継続しないと身につきにくいようなこと(英文の音読、基本文の暗記など)をやります。それから、トイレに行ってまた部屋に戻って今度は算数やら数学等の問題を解く、そして天気が良ければウォーキングまたは自転車に乗る、それから次に・・・・・という風に決めています。

調子よく仕事なり、勉強なりが進む条件に気を付けること、発見することがまず大切なのです。次に決めたことをルーチン化して繰り返すことです。サクサク進めるようになると習慣化できるので、無意識的に、頑張らずにできるようになって仕事、勉強がはかどります。

しかしながら、やりたいけれど、今一歩継続に自信がない時には、もう一つ工夫が必要です。その工夫はモチベーションを高めることがその一つです。それについては長くなるので次の機会に。

継続力について その2

超介です。

  ある日始めた新しい取り組みを次の日も、その次の日も繰り返すためにはどのような工夫をすればよいでしょうか?例えば、夏休みのラジオ体操、日記、エクササイズ、掃除資格試験の勉強等々。長期にわたって継続できる人もいますし、3日坊主の人もいます。

  私のような塾のコーチにとっては、これはとても重要なメソッドです。学習の習慣をどうつけてもらえるかに通じるからです。通ってきてくれる塾生に強制的にさせることはありません。うたっている理念(『j.スクールは心の発火点』)から外れています。そして効果が継続しないのでサービスの価値が下がるからです。プロとしてやりません。ただし、生徒に学習も含めてリクエストすることは状況次第です。コーチングの一環として行います。

  かつて、組織塾に勤務していた時、集団授業も、個別指導もしましたが、どちらの場合も塾生のモチベーションをいかに強化、維持できるかを目標に授業をしていました。また内発的な動機付けに注目していました。どの学年でも理想は「学習すること、そのものが目標になること」です。生涯を通じての学びにつながるからです。今もそれを、その生徒に寄り添いながら注目しています。

  以上は塾のコーチとしての立場からですが、反対に学ぶ側から見た場合について、次の機会に書きたいと思います。

継続力を鍛える

超介です。

  世の中に継続力ほど効果のある、身に着けるべき大切なものはない、という教えを受けました。その人は、そのことを述べてかつ自ら行動で示しました。小さな、でも工夫された、オリジナルな一歩から初め、継続させつつ、少しずつ展開し、いろいろな成果の花を咲かせ、実のらせ、それを見せました。紙と鉛筆から始めて、13名からなる集団を20年ほどで300名の正職員、アルバイト200名ほどの企業にしました。売り上げ0円からスタートし30億円超まで。

 そのような教えを20代の前半に受けていたにも関わらず、恥ずかしいことに、そのことを自身で納得し始めたのはつい最近です。継続する力などは身につかない、鍛えようがないものであると思っていました、がそうではないと。それは小さな意図した行動を継続すること、その積み重ねから強化できることを知りました。継続力強化は可能です。

 なんでもよいので自分を向上させる行動を選択して始める、継続させる。それを繰り返すこと、増やしていくことです。日記をつける、毎日散歩をする、読書をする、音読をする、算数の問題を解く・・・・、何でも構いません。一つ決めて毎日30分でも、あるいは10分ほどでできるものでよいので始める。

 この選択した小さな行動を継続させるのにはコツがあります。継続の工夫は承認のエネルギーを使うことです。そのあたりはまた次に。

習慣の力

 超介です。

 やることがたくさんあって、それに振り回されるといつの間にか疲れ切ってしまい途中で放棄してしまいがちになります。仕事も人生も推進エネルギーは無限にはくみ出せないようです。本来やりたいこと、目的をしっかり見つめて、優先順位をつけて取り組むことが大前提ですが、持てる時間も有限です。どう効果的に使うかその方法は大切です。

 その効果的な方法の一は習慣を使うことです。私の場合、これまでの学習塾での経験を生かして自塾をスタートしたのですが、理念も指導のスタイル、教室のつくりも、この地にふさわしいオリジナルにしようとしています。こまごまとした、例えば何時に教室を開けて、掃除をどうするか、不在時のTELはどう受けるか等々から、教材の準備、授業、講座準備、宣伝等々やりたいことがいっぱいあります。それに加えて夏からは急遽高校生も受け入れ、高校英語、数学の準備も始めたり。

 多岐にわたることをこなしていくときに、ルーテイン化して決まった仕事にしてしまうと考えずにできるようになり、小さなエネルギーでこなせるようになります。特に時間をかけてやっていかないと身につかないようなものは習慣にしてしまうと楽になります。朝起きてから職場に行くまでの時間、出社してからの内容も決めておいて毎日繰り返すのです。すると迷わずに仕事が進んでいきます。

 子供たちの勉強も習慣がうまく作れれば効率がぐんと上がります。習慣の力を使って新しいことを取り込んでいくと、そこで消耗しないのでさらに次にやりたい新しいことに取り組みやすくなります。

内省するとき(読書から)

超介です。

本が早く読めるというのは、その本のおおよその内容が予測できていたり、理解しやすいとき、つまりすでに知っている感の内容のときです。その内容が脳の中のアクセスしやすい、意識の浅いところにあってすぐ届く感じ、だから早く読めます。速読できるのはすでに知っているからのようです。そして、読書体験を積み重ねていくと知識が緻密化、深化し、理解できる対象が拡大します。するとさらに読みのスピードが上がったり、読める範疇が広がります。まさしく勉強が進む感じです。速読は復習かもしれませんね。

しかし速読できないけれど、興味を惹かれる感じの本があります。それは、最初ペラペラとめくった時、意識の奥の方から呼びかけられている様な感じです。じっくり考えながら読んでいくと納得でき、理解できる本であることが多いようです。このときは、自分の中にあるものを呼び出してきてそれと、本に書いてあるものをが結びつくかどうか試している感じです。この時に内省することが多いのです。わかるということは自分が知っていることと新たな内容を結びつけることなのです。

読書をするとき(もちろん本の種類にもよりますが)、それは自分との対話を、つまり内省する機会だと思います。主宰する塾にも色々な本を並べました。読書体験を積み重ねて深い思考習慣を身につけてほしいと思います。

書くことで内省する

超介です。

コーチングは、クライアントが自分の心に集中しているときスムーズに進みます。さらに、セッション以降に行動が伴いフィードバックがあればダイナミックになります。でも、まず第1段階は振り返り(内省)です。

クールに、第3者が見るかのように自分のことが見える、そうなれば次の展開が期待できます。感情に動かされず、冷静に自らを振り返ることができるように。クライアントが自分の感情を吐き出して、クリアにしていくことが必要な時もあります。それらの過程を支援するのはコーチの重要な役割です。

このような内省の習慣化のためには書くことも、そして読むことも有効です。そのうちの書くことについて実践の一例です。j.スクールでは授業終了時に出席カードを提出してもらっています。A4の用紙にその日にやること、やったことなどを記入できるようにしています。

これを始めてから2か月が経過しました。最後の振り返りの欄を見ているとそれぞれの子供たちの特徴が見えます。さらに一人の生徒の記入内容を見ていると変化が見えるときがあります。「お、変わったな」とわかることがあります。書くことによって内省が進むように、さらにはより生きがいのある学びの実感をつかめるように、と。

読むことについては次の機会に。

あり方と継続力

あり方と継続力

超介です。

1ヶ月くらいなら勉強も、ダイエットも毎日継続できます。でもそれ以上となると、ちょっとした工夫が必要になります。1か月程度続くと、そのことに安心(いや慢心というほうが正確ですが)したり自信が顔をのぞかせてきて、ちょっと自分へのご褒美といって休息日を増やしたり、食べたいものを食べたり、結局途中でやめてしまいがちになります。

まず、1ヶ月程度の継続は、計画と記録だけでできます。毎日行う内容を決めて、記録をつけていけば31日程度はできます。ポイントは実行する内容と、場所、時刻、量をよく考えて決めることとそれから記録と反省を毎日行うこと。私の場合は朝の時間帯がいかに活用できるかが決め手になります。夜になると気力と体力を消耗してしまっているのでエネルギー枯渇、実行できにくくなるのです。

次に、2か月以上の長期にわたる継続のポイントは何のためにやるのかという、目的意識がセットできているかどうかです。継続したい事項は目的が達成されればそれで終了です。ちょっとできるようになって評価されたい程度のことであれば、それで終了です。私の場合は大体これです。そもそも、目的が軽いから、ある程度達成できるとそこでやむのです。

自分のあり方と継続して身に着けたいこと、達成したいことが重なっているかどうかが、ポイントなのです。子供たちとのかかわり方を通して追及しているのはあり方と行動を重ねることです。本当の願いに気が付いて生活し、行動しているかがとても大切なのです。

朝起きぬけの体験から

超介です。

数日前の朝、目覚めると白い直方体の箱が見えました。天井近くの壁に横が長く、そして開口部が付いています。(きたぞ、この感覚!)ここはどこなんだろうという不安を感じつつ、そのままでいます。方向感覚もまだ戻ってきません。しばらくこのままでいようと横たわっていました。

そのうちに、脳の回路がつながって白い躯体がクーラーであること、いつもの自室で横たわっていることが自覚できます。これはクーラーであると、過去の知識が蓄積しているから、認識できます。けれども直方体、白という知識も蓄積されていなければ、見るという行為も成り立たないのかもしれません。

過去の知識の蓄積が今の認識を形作っているので、それがゆがんでいれば、世界を歪んだレンズから見ます。時々はall clear にしてみることも必要かもしれません。何かにとらわれていないかと。

数学、英語、理科、国語、社会などの教科の勉強やら、家庭、学校で起こる様々なイベントを通してレンズ磨きをやっていけるようにしたいと思うのです。そのために、(j.スクールという自塾を)子供たちの経験することに彼ら自身がきちんと向かい合える場にしていこうと。そのためにコーチングは強力な武器です。

子供の変わり方は、想像以上です。特に、自分でやることの意味と意義の感覚をつかんだ時は行動がかくんと変わります。私のそれぞれの人への向かい合い方も時にall clear にします。