感謝の心を味わう超介です。
これまでに楽しかったこと、うれしかったことを書きだすセルフワークをやっていました。最初は『そんなにうれしかったこと、あったかなぁ』と、感じながら始めました。『そうだな、真鯛を釣り上げた時があった、あれは感動した』『資格試験に合格した、あれも苦労したので、合格の賞状が届いたときはうれしかったな』と書き始めました。
それから、いまは亡き祖父と松茸取りに行ったことを思い出します。小学生の低学年の思い出ですが、その時の土のにおい、中腹からの松林になっていて、腰を曲げて地面をあちこちながめながら、落ち葉が盛り上がっているところ、松の木の根もとをさがしたこと。そっと土からはがす時の感触を思い出します。
いつの間にか用意した12枚のカードは全部埋まり、当時の見たこと、におい、味わい、考えたこと、感じたことがよみがえります。そして私が特に父と母、そして祖父から本当に愛されていたことに気が付きます。当時は感じていなかったけれど、いまはそれがはっきり自覚できるのです。
大変おとなしい子供であった私、特に母からは本当に大切にしてもらっていたことが分かります。その時は意味がわかりませんでしたが、いまはすべてわかり、大変幸せであることを感じます。
小学3年生の時、学芸会で歌の発表を父兄の前でしたこと、私に自信を持たせるために母が担任と相談して決めたことのようでした。虫やら植物に興味があったので、大人の自然愛好会に話をつけて参加させてくれたこと、運動会で体調がすぐれないのに一緒に走ってくれたこと、プラモデルを一緒につくってくれたこと、シダ植物の採集を手伝ってくれたこと、誕生会を開いてくれたこと、乳牛の世話を一緒にしたこと、・・・・・・・数え切れないほどの出来事がよみがえります。それらのたくさんの事柄の、その時々の母の気持ちがわかります。母自身は無心でやってくれたに違いなのですが、それらの行為の奥にあるものが想像できるのです。
感謝をしています。
母さん、父さんありがとう。
長生きしてくれよ。
そのようにしみじみと思いました。