梅雨の日のつれずれに読む

超介です。

 すっかり梅雨に入りました。こちらでは毎年水不足が話題に上がります。入梅前に地下水の水位低下を理由に減圧給水(放水量を減じる)の措置がとられました。が、大雨がありその後すっかり水不足の話題は消えてしまいました。

 6月は予定が多かったので隙間を見て新書等の読みやすい本を中心に読書しました。

 久しぶりに自然科学系の本も読みました。
 「ベテルギウスの超新星爆発」(幻冬舎新書 野本陽代著)
 「ニュウトリノ宇宙創造の謎」(JIPIコンパクト選書 佐藤勝彦著)
 観測機器、実験装置の開発が目覚しく、理論の検証がどんどん進んでいるようです。誰もが知っているオリオン座の肩の位置のベテルギウスが実は超新星爆発するかもしれないというニュースが昨年報じられました。640光年先の星なので現時点ですでに爆発しているかもしれないのですが、もしうそうなれば400年ぶりに昼間でも輝く星となり、圧巻の天体ショーとなります。

 「100円のコーラを1000円で売る方法」(中経出版 永井考尚著)ストーリー仕立ての本なので、大変読みやすくなっています。顧客満足とは顧客の事前期待以上のものを提案をするときに生まれる、とか勉強になりました。知人にその話をしていると興味を示してくれたので、貸しました。3回読んで会議で話題にしたそうです。その人は営業の達人ですが情報の消化速度が抜群にはやい。

 「聞く力」(文春新書 阿川佐和子)こちらも面白くて読みやすい本です。話の聴き方はコーチングの基本技術ですが、そのまま展開されています。なるほど、なるほどとうなずきながら、時にはユーモアたっぷりの表現に笑いながら読めます。

 「知らないと恥をかく世界の大問題3」(角川SSC新書)「『わかりやすさ』の勉強法」
(講談社新書)どちらも池上彰さんの著書です。ちょうど1年前に集英社文庫の『そうだったのか!』シリーズを読みました。そこでは近代、現代の世界の動きが分かりやすく解説されていたのですが、あまりにも血なまぐさい世界(たくさんの人間が殺されてきたこと)が強く印象に残っています。それ以来池上さんの本を読み始めました。

 上記以外に6月に読んだだ本の中では
  「悩まずに 今すぐ顧客が集まるマーケティング」(フォレスト出版 町田和隆著)
  「マンガでやさしく分かる NLP」(日本能率協会 山崎啓支著)
  「Daigo メンタリズム 誰とでも心を通わせることのできる7つの法則」
                   (ワニブックス Daigo著)

 などが面白かったです。
 読書ノートを開きつつ反省しています。とりとめのない本の読み方です。ある期間はテーマを決めて読むのですが、今月はばらばら。心チリジリ、読書も・・・・・・・。

内なる君へのメッセージ(その3)

内なる君を認めてからもう1ヶ月

それからは舞台にあがったように
世界をリアルに立体的に感じている

出会うまでは観客の立場が多かった
今は逡巡すること少なくして
行動が選択可能

やりたくないことは引き受けない
やりたいことはすぐやり始める

だから急に時間が過ぎるのが早くなり
あわただしく世界が動くようになった

それはいつも君がそこにいてくれて
安心していられるからだと思う

僕は落ち着いている

同時に思いがけないことが起こるようになった

カラーセラピーに出会い治療を始めた
(フラシーボ効果かもしれないけれど腰痛が緩和したし
           肌も少し丈夫になったように感じる)
何年も前の相談者から子育ての再相談をうけたり
勉強会で新しい学びをえたり
初めて出会った人から貴重な体験情報をもらったり

たぶん
それまでも起こっていたけれども
見えていなかったこと
それが見えるようになったのだと思う

本当にありがとう
そこにいてくれて
                              超介

つゆのまえの

超介です。

 蛍は7月頃 、夏飛ぶものと思い込んでいました。そう思っていたので、毎年7月頃、お目当ての水場へ行っても、蛍は数匹しかいません。

 でも、梅雨前から飛んでいるのですね。

 もういるかな、そう思って、昨夜近所の水場の泉に行ってきました。川原の中の湧水地から流れ出る小さなみぞに生息しているのです。朝、散歩によくいっていたところです。

 すると、いました。あいにく雨で、飛んでいるのは数匹、でも20メートルばかりの小川沿いに草木にとまっているのをあわせると20匹以上はいました。

 草や木の枝にとまり明滅する、青みを帯びた黄色いほのかなあかり。

 写真はうまくとれませんでした。
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 幼い頃、家族で蛍狩りに行きました。まだ、田んぼは自然のまま、曲がりくねった川が流れていた頃です。祖父が蛍狩りの道具を作ってくれました。菜種の実落ちした後の枯れ枝を集め、竹の先にくくってほうきのようにします。それに飛んでいる蛍を絡めとります。

 かごに入れて、蓬の葉に水をかけたものをおきますが、すぐ死んでしまいます。

内なる君へのメッセージ(その2)

うまくいかない人間関係で悩んだとき
ノートに書いて分析して
自分を見つめなおした
それは効果的で
それによって君は説得させられた

また、
そのような具体的な出来事があったわけではなく
理由は言葉で探りだせないけれど
何処からか湧き出てくる
暗い気持、不安、悲しさ、淋しさを感じるとき
目を閉じて心の中の不安な部分に
(みえない君、まだ名前のない君に)
語りかけて時を過ごした
それは効果的で
それによって君は鎮魂された

このような内面的なことだけでなく
半世紀以上にわたり
人生の節目で僕がどの道を選んできたかを
振りかえれば二人の物語がそこにある

その物語の副題は
「すべてに意味があった、意味の無いことは起こっていない」 だ

僕は常に外を向き
君はうしろにいて僕の背中をみていた
だからこれまで僕たちは
うまく未来がみえなかった

しかし今は違う
君と出会うことができ
君と同じ方向を向くことができる
だから僕たちは
本当にやりたいことを見つけて
スタートできる
そんな自信がある

                               超介

内なる君へのメッセージ (その1)

ある人たちの
魂心の
想いを込めた渾身の
 ありのままでいていいよ 
という承認をもらい
僕はやっと
君に会いに行くことができたんだ

保育所の砂場でいじめられ泣いている君
それからはいつも一人だったんだね
一人ぼっちの日を過ごしてきたんだね

それから半世紀以上もたって、
やっと君に会いに行くことができた
長い間ほっておいて
本当にごめんなさい

そのときも君は一人ぼっちで
せいぜい泣くことができる
自由があっただけ

淋しかったろうに

でも
我慢して僕の中にいてくれた

じつは僕は君の気配を
うすうすは感じていた

今から数年前
高速道路の高架の下を
トヨタウィッシュで走っているとき
僕は突然、嗚咽した
悲しさ、淋しさ、懐かしさ、切なさがこみ上げてきた

そして僕は大変涙もろくなっていることにきがついた

あれはきっと君が僕の気をひくために
やっていたことだったんだろうね

また
もう10年近く僕の肌はぼろぼろ
薬を飲んでいるせいもあるけれど
ちょっと肌を引っかくと出血
軽い打撲で内出血
体調を崩したり
感情が高ぶると鼻血がすぐでる

これも
君から僕への
気がついてほしいという
メッセージなんだね

ある人たちからのたくさんの承認を
もらって
やっと君に出会うことができた

長い間気がつかなかったことを
許してほしい

これからは君と仲良く生きていこう
安心して生きていこう


僕は力と自由を感じる
それは君に再会できて
もう
お互いに一人ぼっちではないから

ありがとう
本当にありがとう

もし、そこに君がいてくれなかったら
僕は永遠に幸せにはなれなかったとおもう

そこにいてくれて本当にありがとう

                    超介

ホームからアウェイへ

超介です。

卓越した実績のある営業マンと知り合いになりました。かれは、「私とクライアントでは1:4くらいの割合で話をする」といいます。「どれだけクライアントに話をしてもらうか、それは大切」「相手の興味のありそうなkey word 時々入れてはなす。そうするとまた話が続いていって、どこかで自分の用意できる商品とつながったりするのです。」といいます。

話す→離す(客観視できる)、放す(気持ちが楽になる)という事実があって、それはセールスの目的達成にも有効になるということ、これを再認識しました。

ある商品を購入するにことにしました。このとき、どこから買うか何人かに出会って決めました。私が購入したのは、新卒の、研修を終えたばかりの22歳の男性でした。

なぜ彼に決めたのか、後で気がついたのですが、彼は「話を聴く人」であったのです。

私の話を聴いてくれる、最後に「勉強になりました」、といってかえって行きます。その後、何回かのセールスを受け、彼から商品を購入することに決めたのです。それ以降彼と、話をするのが楽しくなっている自分に気がつきました。

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何処でも自由に話しができたりするようにしたいと思うようになりました。

ホームでコンフォタブルにかまえて、仕事をする、私のような内勤者と異なり、営業マンはアウェイで仕事をするのです。アウェイでは商品説明も、主張も緊張して汗をかいたり、頭が真っ白になったりすることが多いと思います。

従前の私がそうでした。でも今はアウェイでも随分と(以前よりですが)楽に話せるようになっています。それは、アウェイとホームの違いがわかり、アウェイでの体験を増やすことを決めたからです。1年位前から意識し始め、機会がある毎にでていって、イベントやら研修に参加するようにし始めたからです。

春,つれずれ

 超介です。

  ここ数年、ゴールデンウィークには田植えのために、帰郷しています。松山をでて、数時間後に、丹波山地にはいります。高速道路のインター をおりるともう夜中、蛙の鳴き声が出迎えてくれました。

  里山をうろつくと、虫たちはずいぶんと減りましたが、花にはいろいろと出会います。竹やぶには「たけのこ」がにょきにょき地面をやぶっています。こちらでは、4月末は盛期過ぎ、極太はすくなく、中くらいのや、扁平なものが顔を出しています。
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  その近くには「へびいちご」の白い花が咲いています。これも「野いちご」と同じような赤い実をつけますが、すこしすっぱくてあまいつぶつぶの「野いちご」の実とはちがい、あかくてやわらかそうな赤い実がなりますが、毒とのこと。
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  藪の中で一際目立つ黄色は「山吹き」。ここは四十年程前、民家の庭でした。その時代に植えられたものが残っていて、当時より人の手がはいらないので、いよいよ盛んになっているようです。
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  山のふもとには、「タンポポ」がたくさん咲いています。綿帽子もあります。この茎をちぎって口にくわえて笛にして遊びました。太い菅からは低い、ぶーという音が、細い菅ではピーと高い音が出ます。笛の長さをながくすると低い音がでますが、鳴らせるのが難しくなります。
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  すこし固めの葉っぱをちぎって下唇にあて、歌をいたり、草花を使っての遊びがたくさんありました。

  「いたどり」取りにもよくいきました。食べられる、というだけで、貴重なもののようにして、探しにいきました。僕たちの時代にはすでに食料は十分にあったので、珍しさからです。砂糖をつけ、甘くし、すっぱいそれをかじりました。
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  「グミ」が地味な花を咲かせています。季節になると、真っ赤な実が鈴なりになって鳥たちの格好の餌食になります。見た目も鮮やかな実は、このいまでも、この年齢になっても珍味です。
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  「蕗」やら「山椒」はいまこそ、美味しく食べられます。子供の頃はつまらなくて箸をつけようとしなかったのですが。いまは佃煮みたいにしたものを熱い白ご飯に乗せて食べたり、また山椒などは若芽をちぎって、出来立ての熱いおすしにのせておしょうゆをすこしたらして食べると美味です。
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  畑仕事も忙しくなり、母と一緒にかぼちゃの苗を植えました。これは植えて、保温のための覆いをつけたところ。ハウスでは稲苗が育っています。nullnull

旅立つ

超介です。

 この写真は、10代の正岡子規が 「松山中学ああ・・・ 」と嘆き、上京して志をたて出発しようとしている像です。松山市の中心、市駅から歩いてすぐの子規堂という建物の入り口にあります。
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 館内には、手紙、文学に関する評論等々の和とじの文書がガラスケースに陳列されていて、さらに野菜、果物の有色の絵が壁面に飾られています。
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 じっくり見ていくと、きちんとした文章ばかりでなく、しゃれっ気、遊びのあるものがあることがわかります。子規の表情が表われています。ここにはありませんが「筆まかせ」という名でまとめられたもののなかには、大変身近な内容(現代のブログのような)文章もたくさんあります。

 さて、私は年に何回か、この小さな古い展示館を訪れます。それは、あるものを見るためです。

 それがこれです。ガラスケースの外からの写真なので見ずらいですが、これは子規が幾何学の教科書を写した、そのノートです。三平方の定理を三角形の各辺を一辺とする正方形の面積を用いて証明している箇所、それを子規が写しています。
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 彼ら明治人(もちろん彼はエリートの一人であったのでしょうが)がどのようにして学んでいたのかがリアルに感じられるのです。細い筆で、図も式も文も間違いなく書写されているのを見て、その緊張感、迫力のある学び、意識の高さが伝わってくるのです。

 私は、時々ここを訪れて、その丁寧に筆写されたノートから、かの人の「意識の高さを掴み取る」のです。

『言葉』があなたの人生を変える

超介です。

 …「言葉」があなたの人生を変える…
ルータイス著『アフォメーション』という本の帯のフレーズです。既知の知識と不明瞭なそれが結びつくとき、理解が進み わかった感がおこります。それが『気づき』それが多い本です。
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 言葉から派生する情動が、脳内回路にどう影響をあたえ、それが行動にどのように結びつくかが詳述されています。

 「目標が未来を築く」「青写真を描く」「夢はかなう」の意味が理解できます。失敗するのはなぜなのかも。

 『アファメーション』とはセルフトークを意識して使う方法です。これを用いて、潜在意識に夢、目標の刷り込みを行います。『言葉→イメージ→情動』を繰りかえします。潜在意識にそれがリアルに描かれ始めると、創造的潜在意識が働いて自動的にそうなる、という事実が克明に繰り返し、述べられています。

 (もちろん、教育コーチングと通じ合っています。)

 理論と、著者の体験の具体例が400ページほどに込められています。内容が濃くて、スムーズに頭に入らなかったので数回読んだ後、マインドマップで内容をまとめようと思い立ちました。添付の写真は作成中のものです。(ちょっと薄くてみえにくいですが)
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マインドマップは各章、節、段落等毎のポイントを抽出して表現する良い方法です。内容を部分で理解しつつ、全体像(ゲシュタルト)を作るのです。多少手間が、かかりますが、この本も、マインドマップ作成も面白いですよ。

 皆さんもどうですか。

「愛する」について(その10 愛は脳を活性化する)

 超介です。

 「起床しても学校や、職場に行く気になれず、ベッドの中でごそごそして、しばらく経って、それでも行かねばならぬ、と起きて身支度をはじめる」、このような一連の行動も脳科学の研究により、脳内の信号の経路がどのように進んで起こっているのか解明されています。

 一次的な情動を伴う判断が行われ、次に2次的なもう少し深い認知活動が別の脳内回路で進んでいくのです。この一次的な判断は、われわれの祖先が、原始の森やら草原で敵と遭遇したときに瞬時に行動しないと襲われて捕食されてはいけない、その防御のために形成された回路と解釈されています。(そして、その後この一次回路が人の文化的な進化にどのように寄与しているのかも解釈があります。)

 それとは逆に、朝、気持ちよく目覚め、さあ行くぞと意欲的に生活を始める場合もあります。このようなときに、どのような神経回路が、どう反応しているか、も研究は進んでいます。

 以上は「愛は脳を活性化する」(松本元著 岩波)という本の内容の一部です。「愛」のエネルギーがいかほど脳に大切か、理解できます。前半は脳型コンピューターの内容、後半はそれをベースにした表題どおりの内容です。後半では具体例の解説があります。
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 経験的な知が脳科学の立場から理論付けられているのです。

 たとえば「すきこそものの上手なれ」「人はなぜ分かり合えないか」「なぜ自分を変ええることは困難なのか」「神秘体験」「愛が脳を救う」「心は知・情・意からなる」「神」・・・などの事柄が脳科学の立場から説明されます。

 これらを理解すると、どのような生き方を選択すればよいのかが見えてくるのです。100ページほどの薄い本ですが、たっ ぷりとエッセンスが詰まっていて、お勧めの一冊。当然、コーチングで行う内容をも強力にバックアップしてくれます。

 冒頭のような事例にどう取り組めばよいかも自然と、しっかり理解できるのです!!