登山下見報告です。

○教育コーチの「内藤@そら」です。

○長野県の多くの中学校では
 2年生になると、集団登山を行います。
 わがT中は、仙丈ヶ岳(3033m)へ登ります。
 本格的な登山ですね。(笑)

 私は、3・4日と、その下見登山に行ってきました。
 バスで、2000mまで行ってしまうとはいえ、
 さすがに厳しい登りでした。

 今、高山植物がいろいろ咲いていて、
 とても気持ちがいい時です。
 心配した雨にも降られず、楽しい登山でした。

 生徒は、今月15日・16日と登ります。
 頑張って欲しいです。

○まだ雪が残っているところもあります。
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○3000mに咲くオヤマノエンドウです。
 20090705-oyamanoendo.jpg

○仙丈ヶ岳頂上からみた、富士山と北岳です。
 富士山が、日本1。北岳は2番目に高い山です。
 20090705-fuji.kitadake.jpg

小さなコーチングの積み重ねが・・8

○教育コーチングでトランスフォーム中の「そら@内藤」です。

○さて、A君の続きです。
 今日、A君の学級の授業へ行きました。

 まず、全員に聞いてみました。
 私 「今日、家庭学習出してない人はいますか?」
 生徒「はい」(なんと8名ほどが元気よく手を挙げます)
 私 (エッ?! いつも提出率のいい学級なのに・・)
   
 そして、その中にA君もいます。
 なんだよ、やっぱり3日坊主かよ・・という
 判断が一瞬浮かんできます。
 あわせて、このクラスたるんでるのか?という
 決めつけも湧いてきます。
 しかし、そうした判断は脇に置いておいて。

 私 「へえ、出せなかったんだ。どうしたの?」
 生徒「昨日、プリントが配られなませんでした」
 私 「ああ、プリントが配られなかったんだ」
   「じゃあ、出した人はどうしたの?」
 B 「僕は、コピーしてやってきた」
 C 「わたしは、余っていたのを使いました」
 私 「おお、コピーしたり、余ったのをさがしたんだ」

 もしかしたら、やってこなかったことを
 責めることになりかねなかった場面でしたが、
 結局、君たちはすごいなあと言う話しになっていました。
 
 午後の学活で、係がちゃんとプリントを配っていました。
 係だってちゃんと責任を感じていることが伝わってきました。

 

小さなコーチングの積み重ねが・・7

○教育コーチングを楽しんでいる「そら@内藤」です。

○さて、先日から紹介している
 家庭学習を提出できないA君のその後です。

 連休前の金曜日のことでした。
 朝、「おはよう」を言いに教室へ行くと
 私の顔を見たA君が、すぐに言いました。
 A君 「先生、ぼくやったんだけど、家に置いて来ちゃった」
 私  「やったのに、置いて来ちゃったんだ」
 A君 「そう、昨日はテレビを見ないで、すぐにやったんだ。
     そして、机の上に置いておいたんだ。
     朝、そのことを忘れて、そのまま置いて来ちゃった。」
 私  「そうか、ちゃんとやったのになあ」
 A君 「うん」
 私  「で、どんな気分?」
 A君 「うん、なんか進歩したって気分」
 私  「そうか、進歩したんだ」(笑)

○そして、連休明けの今日のことです。
 A君とは、朝会えませんでした。
 また、A君のクラスの授業がなかったので
 今日一日、A君とは顔を会わせませんでした。

 私は、いつものように職員室で、提出された家庭学習をチェックしました。
 なんとA君は家庭学習を4日分提出してありました。
 連休は6日間でしたので2日分は不足でした。
 しかし、随分提出したことのなかったA君が4日分も提出してありました。
 それも、とても丁寧にきちんとやってありました。
 さすが、A君です。
 自分の意志で、自分の行動を決めている感じです。
 嬉しい日でした。

小さなコーチングの積み重ねが・・6

○教育コーチング実践中のそら@内藤です。

○さて、A君は家庭学習をやってきたでしょうか。

 A君に朝、会いました。

 私 「今日は、どうだった?」
 A君「・・・」(あっ!!、しまったという表情)
 私 「そうか、できなかったんだ。原因は何だったの?」
 A君「昨日は、バテバテで・・」
 私 「そうか。バテバテだったんだ」
 A君「うん、具合悪くて・・、1日ダメだった」
 私 (本当にそうなのか?という判断がフツフツ湧いてきそうになりながら・・
    それは、ちょっと、脇に置いておいて・・)
 私 「そうだったんだ。
    で、今日はどうなる予定?」
 A君「今日は、絶対大丈夫」
 私 「そうか、大丈夫なんだ」
 A君「今日は、テレビより先にやっちゃう」
 私 「うん、楽しみにしているね」

○コーチングのコミュニケーション1回で、行動が変わることもあれば
 変わらないこともあります。
 でも、いつか自分の頑張りたいように頑張り始める!
 そんな思いを持ち続けることが
 生徒との信頼関係の橋を架けることになるのでしょうね。

 明日が楽しみですが、
 もし、彼がやってこなくても、また話題にできます。