超介です
クラシックギターを練習する時、ひとつの曲が弾けるようになるまでに、現在の私の実力の場合は、1、2分程度の簡単な練習曲ですが、いくつかの段階を経ます。まずその曲がどのようかを譜面や、時には音源が有る場合は、それを何回か試聴して理解します。そのつぎに右手と左手の運指を一小節づつ譜面を見つつ確認します。それできれば、最初はゆっくり弾いて、それを繰り返します。譜面を見つつ一通り弾ければ、その後は繰り返しです。いまの私のレベルで、次の曲に進むためには、およそ300回は最低でも繰り返さないと到達出来ません。ということが分かりました。そして現在、課題として練習する曲の場合は、1日最高5回まで弾くことにしていまから、最低でも2ヶ月は練習することにしています。
もちろん、生まれ持っての「才能」とそこまでの学習体験による差はあるでしょうが、ある分野での学習をしていく時に、どの程度の努力とトレーニングを伴う作業が必要かを理解することはとても大切です。それがないと、そもそも継続ができません。このために必要な能力がメタ認知、つまり客観視です。人の学びをサポートする仕事をしていて、このメタ認知、客観視する必要性を感じ、また学ぶ人にそれどう理解してもらうかに注力しています。
このメタ認知、客観視する力を支えるのが私の仕事においては、言語力だと感じています。言葉で伝えようとする時に、その言葉の意味を相手が理解できていない、あるいは実感できていないと、伝わらないように思えるのです。会話レベルの日本語だけではなく、思考を支える日本語を駆使できないと伝わっていかないように感じます。