埼玉の教育コーチGao!です。
私はどちらかと言うと、責任感の強い方だと自分では思います。そしてそれが長所でもあり、短所でもあると感じています。
時おり、「自分が何とかしなきゃ・・」モードに陥ります。相手が窮地に追い込まれている時、相手のマイナス面が見えて、このままではマズいと判断や不安が湧いた時、自分が親だから、先生だから、リーダーだから何とかしなくちゃとプレッシャーを感じた時、この「自分が何とかしなきゃ・・」モードが発動します。。
そのモードにある時は、一生懸命過ぎて自分の姿が客観的に見えなくなっています。
苦しいです。自分が苦しいだけでなく、相手も苦しめているようです。
たぶん相手を変えようとして「させる」かかわりをしているんだろうと思います。
最近、仕事の上で、また自分の子どもとの関係で、そんな自分を観察しました。
相手のためにしてあげたいという愛情からしているのですが、これは相手を思っているようで、実は信頼していないからしているとも言えます。
相手が力を持っていないと思うから、自分が力を貸さなくちゃと思う。
本当に相手を信頼していたら、力を持っていると信じられていたら、その必要はないはずです。
それに、本来その問題は、私の問題ではなく、相手の問題。
相手が一番の専門家のはず。
以前は、コーチング・セッションをしている時に、こんな自分がよく出ました。
解決策をつい自分が考えてしまう。答えは相手が持っている(「人は自分の中に答えを持っている」)のに。。
「自分が何とかしようと思わなくていいんじゃない・・」
そんな言葉が自分から出てきたら、ふっと力が抜けました。
「そうそう・・焦って答えを出さなくてもいい」
「相手の中に答えがあるし、力もある。私は、それに興味を持って、聴けばいいだけ・・」
判断を手放し、興味から問いかけると、自分もワクワク、相手もワクワク・・ふと気づくと場が盛り上がっていて笑顔があったり、自分自身も自由に楽しんでいる・・そんな時間が生まれていました。
相手への興味がコーチングの始まりと改めて実感しました。
「何とかしなくちゃ」と立ち回ることが徒労ばかりか、相手を追い詰めていたことに気づき、無力な自分を感じました。
そんな嫌な自分もちゃんと見ました。
悲しみも、虚しさも、がっかり感もたっぷり味わいました。
「そんな自分を許します。」
無力な自分だとしても、できることはある。
相手を信じて見守ること
相手には力があるのを信じること
相手を丸ごと愛すること
相手のありのままを認めること
「させる」を手放して、「育とうとする生き物」として相手を見ること
自分への信頼が高まってきました。
相手への信頼、もっともっと高めていくことが、今の自分の課題だなと思います。