埼玉の教育コーチ、Gao!です。
一週間前の6月10日(土) さいたま市市民会館うらわ 集会室において、
人が育つコミュニケーション「教育コーチング」体験セミナー in 浦和を開催しました。
今回は、5名の受講者、そして中級コーチと準上級コーチがお手伝いに来てくれました。
ぎょうざじゃんけんに始まり、受講者同士でお話をしたり、ワークをする時間を多くとりました。
皆さん、積極的に参加してくださり、活気のある2時間となりました。
セミナーをしながら、カウンセリングとの違いにも話が及びましたが、コーチングとは、
相手がどこに進んでいきたいのか、それを引き出すことなのだということを改めて感じました。
自分がどこに進んでいきたいのか、それを明確に意識している場合もあるし、何となく進んでいる場合もある。
また意識の上では、Aに行きたいと思っているけれども、無意識の自分はBに行きたいと思っているかもしれない。
本当は、どうしたいのか?を問いかけるのも、コーチの役割だと思います。
そしてあのゴールに行きたいと思っていても、それを邪魔するものがある。
本人が、邪魔するものの存在に気づき、取り除くサポートをするのも、コーチの役割です。
コーチングをする時には、「判断」を手放して、フラットな状態で聴くことが重要です。
私たちは知らず知らず「できるかできないか」「自分に関係あるかないか」
「好きか嫌いか」「正しいか間違っているか」を考えながら、話を聴いています。
そんな判断が起こった時には、判断に気づき、それを脇に置いて、ただただ相手の話を
受け取ることに集中します。
自分がどんなフィルターをとおして、物事を見ているか、普段から観察してみることも面白いです。
何をプラスとして見ているか、マイナスとして見ているかは、人それぞれです。
体験セミナーの受講者で、小学校の英語の先生をされている女性の言葉が衝撃的でした。
私は娘に、「世界中の人が絶対ダメだということ〜例えば、人を殺すとか〜以外は、
何がいいのか、国や時代によって違うのだから、絶対にダメって言うことはないんだよ。
学校も行きたくなかったら、行かなくてもいいんだよ。勉強することは必要だけどね。」と話しています。
これくらい、広い気持ちでいたら、人と人がぶつかることもなく、ひとりひとりが創造的な意見を出していけることでしょう。
彼女(受講者)は、日本の学校が「苦手」で、アメリカの大学に進まれ、そこで
アクティブラーニング型授業を受けられたそうです。
「日本の教育は30年遅れている」と昔から言われるけれど、本当にそうだと語っていました。
体験セミナーでは、アクティブラーニングにも話が及びました。
これから、勤務先の学校に取り入れようと学び始めた方、アメリカの大学でALによる授業を受けられた方、
そしてすでにALを深く学び、ALの研修を実践されている方がいらっしゃいました。
日本青少年育成協会では、「教育コーチングをベースとしたAL実践講座」を開講しています。
授業者としてのあり方や姿勢、引き出すコミュニケーションを大切にしながら、ALの様々な手法を学び、
最終日にはひとりひとり模擬授業を行って、フィードバックし合います。
私も昨年秋に参加しました。
そこで感じたのは、先生たちが「教えたい」「教えなければ」を手放す大切さです。
先生としての責任感やビリーフから、教えることを手放せなかったり、また教える快感も、
やめられない原因のひとつかなと感じました。
「教えなければ」「させなければ」を持っているうちは、主体的な学びの実現は難しいことでしょう。
ALをこれから実践しようとされている方、実践されている方には、ぜひそのベースとして
教育コーチングの考え方を知っていただきたいなと思います。
「教育コーチングをベースとしたアクティブラーニング実践講座」については、こちらをご覧下さい↓
今後の体験セミナーについては、こちらをご覧下さい↓
埼玉では7月12日に東浦和で開催します。
キヨシです。
いろんなものを手放して
理解できることがあると思います。
主役は誰かですね。
主役は誰か? 大切ですね!