教育コーチのGです。
第10回徒然読書日記は『本気で生きよう!なにかが変わる(著者:丸山浩路)』です。
著者の丸山浩路さんは、NHK教育テレビの「手話ニュース845」のキャスターとして活躍された、もみあげが大変印象的な方です。
もし、この本を手に取ったことがないという方がみえたら、ぜひとも一度読んでみてください。この本には、丸山さん自身が見聞きしたエピソードと自身の体験から生み出された感動の物語が、これでもかと紹介されています。
まず、いきなり冒頭で紹介されている「五井先生と太郎」のエピソード。涙なしには読むことができません(ネットで検索してみてください)。
また、「親と子は同い年」という章には、【そもそも親は不遜ですよ。子どもより年上だと思っておられるでしょう。長く生きているという意味では、確かに大人は子どもの先輩です。でも、親になったのは子どもが生まれたときでしょう。そして、子どもの年齢と同じ年月をかけて親としての経験と知識を積み重ねてきたのです。・・・】とあります。
読んだ当時、「なるほど、そうやな、親と子は同い年か」と心から納得したのを覚えています。
さらに、「空気が動くとコミュニケーションが豊かになる」として「しんだ、まだだ、ええいワシは真田じゃ」というエピソードが紹介されています。この章のように、おもわず「ぷっ」と吹き出してしまう笑いのツボもたくさん仕組まれています。
そして、最後の章では「心が変わると人生が変わる」として、少年院で講演をしたエピソードが紹介されています。このエピソードの中で、ヤンキースの松井秀喜さんも恩師から教わったといわれている、次の言葉が紹介されています。
【心が変わると態度が変わる
態度が変わると行動が変わる
行動が変わると習慣が変わる
習慣が変わると人格が変わる
人格が変わると出会いが変わる
出会いが変わると運命が変わる
運命が変わると人生が変わる】
また、坂村真民先生(真民先生の詩集は、いずれ徒然日記でご紹介します)の詩も、随所に紹介されています。
【本気になると 世界が変わってくる 自分が変わってくる
変わってこなかったら まだ本気になっていない証拠だ
本気な恋 本気な仕事
ああ 人間一度 こいつを つかまんことには
坂村真民「本気」】
この本を通して丸山さんが一貫して訴えかけているのは、暑苦しいほどの「本気の人生」です。
出版されて10年が経つ本ですが、本当に感動と学びの多い一冊です。
みねさん
いつもありがとうございます
一つひとつの本の真意が
今のみねさんの細胞の中に
息づいている感じが伝わってきます
私ももっともっと勉強したくなりました
キヨシです。
みねさんの紹介される本、毎回楽しみにしています。
丸山さんは最近出ておられるんですか?
いろんな所で講演されているドキュメンタリーを
以前見たことがあります。
いつもニコニコされている印象ですね。
心がお人柄に出ている感じがします。