100@百武です。
脳科学と教育コーチング
本日は、会社で流行っている本を紹介します。
<勝負脳>の鍛え方 著者: 林 成之(はやし なりゆき)
この本を読んで、
脳科学と教育コーチングの関係が分かりました。
完全に大袈裟ですが(^_^;)
教育現場にいると、
「どうしようもなく集中力が無い。」や
「目を見て話を聞けない。」や
「すぐに諦めてしまう。」
というような生徒に出会う場面があります。
『何が原因で、この子達の目線は下を向いてしまうのか。何とかしてやることは出来ないのだろうか。』これは、私の最大のテーマでした。
そんな時に出会ったのが、
教育コーチングでした。
「傾聴・承認・質問」によるコーチングで、確かに子ども達の表情は変わり、自立に向かっていく。
これは体感していくものだと理解しています。
しかし、この本を読んでいく中で、科学的にもコーチングの構造は間違いなく証明できるものだと感じブログにUPしました。
こんなことが書かれています。————-
コーチに怒鳴られながらやみくもに猛練習するだけではなぜ効果的な方法とはいえないかを説明しましょう。
若い選手を育てる方法として、「おまえはできない、だめだ」と叱りながら意欲を高め、その成果を引き出そうとする指導がよくおこなわれています。新しいことや正しいことを強制的な力をもって植えつけるという意味で、この指導法にもプラスの効果があることは私も否定しません。しかし反面、見逃してはならないマイナスの作用もあるのです。
人間には自分を守りたいという自己保存の本能があります。
しょっちゅう叱られていると、脳は苦しくなって、脳自身を守るために叱っている人の話を受け流すようになります。その状態が慢性化すると、だんだん人の話を真剣に聞かない脳ができあがっていきます。
その結果、間違った考え方を持っても気づかない、少し違っていても気に留めない、訓練が長続きしない、習得がなかなか難しいといった困難から逃げてしまう脳、いわば逃避脳をつくりだす結果になってしまうのです。
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ここから考えると、教育コーチングは対決脳とか自立脳をつくりだしているんだぁと思いました。
ということで、今日は保護者会で「承認」について話しました。
では、興味があれば読んでみてください。
100コーチ
脳ってまだまだ解明されていない部分があるみたいです。
実際に起こっていることを、
分析し、証明していくいことが、
文化となっていくのだとボクは思います。
なんとなくやっていて成果が上がる。
成果があがる行動を分析し、証明できれば、
誰でも活用できる方法が発明できる。
逆に、
なんとなくやっていて成果が上がらない。
成果があがらない行動を分析し、証明できれば、
他の方法を選択することができる。
脳って面白い。
キヨシです。
「できない」「聞かない」「やらない」と言えばそれで終わり、
「できるように」「聞くように」「やりたくなるように」するのが
私たちの役割なんでしょうね。
子どもたちに話をする時に、「聞かない、できない」は自分の
責任であり、自分が工夫することから変化を作れると思います。