教育コーチの読書日記(書評)42【弔辞 劇的な人生を送る言葉】

教育コーチのGです。

今日の読書日記は、

 「弔辞 劇的な人生を送る言葉」文春新書 文藝春秋編

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です。

この本は、月刊「文藝春秋」に掲載された、

 【作家、政治家、俳優、歌手、漫画家、芸人、スポーツ選手まで、二十世紀を彩った50人への名弔辞を収録】

したものです。

勝新太郎から石原裕次郎への弔辞を皮切りに、

井伏鱒二から太宰治へ、中村メイコから美空ひばりへ、
田辺聖子から司馬遼太郎へ、黒澤明から三船敏郎へ、
大賀典雄から盛田昭夫へ、徳光和夫から三沢光晴へなど。

どれもこれも、心を打つ、思いのこもった言葉ばかり。

関係者ではないただの一読者であるにもかかわらず、

心に迫るものがありました。

そして、最後に収録されているのが、

タモリから赤塚不二夫への弔辞です。

お世話になった赤塚不二夫の優しい人となり、

あなたは生活すべてがギャグであったなどと口にしたあとの、

一節をここに抜き出します。

【あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。

それによって人間は重苦しい意味の世界から解放され、軽やかになり、

また時間は前後関係を断ち放たれて、そのときその場が異様に明るく感じられます。

この考えをあなたは、見事に一言で言い表しています。

すなわち、「これでいいのだ」と。】

人生において、何事かを成し遂げつつある方から、

既に成し遂げ、荼毘にふされた方へささげる言葉の重みに衝撃を受け、

何度もこの部分を読み返しては、その意味するところを感じていました。

One thought on “教育コーチの読書日記(書評)42【弔辞 劇的な人生を送る言葉】”

  1. キヨシです。
    みねGいつもありがとうございます。
    深いですね。
    これでいいのだ。
    41歳の春を終えても、これでいいのだと
    思っていきたいですね。

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