超介です。
社会が苦手な中学生が、春季講座で学校の課題をこなしていました。1回めは教材に書き込んでやって、2回めは教材に、出来た、できなかったがわかるように解答欄に色分けしたシールを貼って答えを隠してやり、さらにその後今度はその教材の各ページをスマホで写真に撮りそれを見て解き直していました。何回やったの?と聞くと、だいぶやりました、と答えました。すごいね、徹底してやってるね、じゃあこれをやって見る、と別の教材を渡しました。
あまり得意でない、苦手なことを徹底してやることはなかなか難しいことです。それをこなすために絶対必要なのは能動性です。この能動性を得るためにはこうすればできるようになるという合理的な考え方を持つことです。私は継続力が持つ可能性を信じています。それを教えてもらったのは職場の上司です。そしてそれを、何冊もの啓蒙書等本を読んで確認しました。
効果が出ない時期にも、適切な努力を継続している限りいつか効果が出てきます。階段状に変わっていく成長曲線があることを知っていれば、それも努力を継続させる動機になり得ます。効果は目に見える効果です。
でも目に見えなくともその人が継続して努力を続けている限り、何かの良い変化を感じているはずです。内面的な変化は学習者が自ら探して確認することができるのです。この作業を良いコーチは学習者と同じ視点に立って手助けし、承認します。それは学習者にエネルギーを与えます。