超介です。
クラッシックギターをネットで注文して手に入れたのが2年前の1月上旬でしたから、弾き始めてから2年間経ちました。数種類の教本を手に入れ、雑誌を定期購読し、練習の方法を改善していき、ようやく独習が1年半ぐらいたったとき、小さな発表会でカルカッシという古典的なテキストの中級編の練習曲数曲を弾かせてもらいました。それが昨年の8月のことでした。その頃、音階、和音などの基本と様々なスキル、そして初級、中級の練習曲の練習メニューができて、あとは年数さえかければ、あと2年ほどで名曲に挑戦できるかなあ、と思っていました。
ところが、残念ながらそう順調には進まなくなったのです。それは(もうこれは当然のことですが)、プロの方の演奏を知って、同じ練習曲であるのにその差に愕然としたのです。同じ曲とは思えないのです。心に響く演奏なのです。そしてその演奏法の解説が動画で公開されたので、それを見て練習を始めますが、全くついていけません。行き詰まったのです。それが昨年の12月末です。それまでは毎日1時間半から2時間ほどは練習していましたが、10分ほども弾いていられなくなりました。
この辺りの事情は長くなるので端折りますが、その後、今は、また練習が再開できるようになりました。その糸口になったのが「戊戌の干支」の意味するところなのです。戊も戌も繁茂の様相を示しますが、その中で戌の字の「横一は陽気を示す」とのこと。「それを大切にしなさい」というように意味を立てることにしたのです。
ギターの練習でいえば、色々と練習しているけれども、「その横一を大切にしなさい」というように意味を立てたのです。そして、その「横一」が「音楽性」とか「表現したいもの」であることに気がついたのです。楽器や歌を練習している人にとっては当然のことだと思いますが、それを考えつつ練習することが、いかに重要で、上達への道であるかということにやっと気が付きました。
この戊戌の干支は、塾の仕事の中にも、そして今年力を入れようとしている農業にも意味を見出せるのです。