誰がため

教育コーチの修業僧です。
テストが終わり,子どもたちに返却しました。
テストとは鏡です。テストまでの思考,行動,生き方がフィードバックされるものがテストであるという1つの見方が存在します。
「テストを見たときに最初に浮かび上がる顔は誰でしょうか?」という質問を必ず生徒に届けるようにしています。生徒の答えに多いのは
お母さん,先生,部活の先生
自分に向けた鏡に映るのは,他人の顔。さらに「一体,誰のために学ぶのでしょうか?」と質問すると
自分のため
と生徒は頭の中ではわかっているようです。しかし,無意識の答えは違うようです。
この意識と無意識のズレは何を意味しているのでしょうか。テストは自己観察のための鏡です。自分は一体誰のために,何を目指して生きようとしているのか。
そんな,生き方の自問自答がテストを通してできる可能もあります。
テストは単に知識の到達度を評価するものだけではないと私は思っています。生き方を振り返るヒントは世の中にあふれている。そんな思いです。

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