超介です。
小さな個人塾の運営を始めてから2年半が経過しました。以前に勤務していた大手塾での経験を活かし、さらに理想を追求すべく個別のフリースタイルの塾にしました。カリキュラムは塾生が決めます。塾生は通塾時、毎回90分内で学習したいことを決めます。それは5教科以外でも、時には読書感想文、人権作文、自由研究でもなんでも構いません。
私の役割はコーチです。もちろん質問に答えたり、必要なら解説をします。塾生たちが学ぶ内容に対応します。彼らは、90分を通じて集中する場合もあるし、友達と会話する人もいます。
運営するには勇気が必要です。それは塾生たちの今を信頼する勇気です。彼らが学ぶ姿勢を身に着けていくためにはそれが必要です。教えるべきかあるいは指示したり注意したりすべきか迷うときにそれが試されます。解き方や、学び方を、その人自らが、考えたり工夫したりし、解決していったほうが効果的です。私はそれをサポートするのが役割なのです。でもそれには勇気が必要です。
場は、常に新しいので時に緊張します。また時に雑談が増えることもあります。それらはそれぞれに意味があります。定型的ではなく変化していきます。形にこだわらず、中身にこだわります。
このような経過があって、塾生たちはそれぞれの学びのスタイルを身に着けていきます。それはその人の学びの習慣になり、自信につながります。自ら決めて、行動して学んだ結果だからです。
月: 2017年10月
やる気がなくても・・・
超介です。
やる気がなくてもできることはたくさんあります。様々な練習(学習も含めて)を行うときに、やれない理由さがしをして、やらないことを正当化するために「やる気が出ない」という場合があります。
でも、行動するのにまず必要なのは「意志」であるので、意志力を発揮できればたいがいのことは始めることができます。落ち着いて、じっくりと自分の心を探って見て「行動を妨げているもの」を調べてみれば、「やりたいと思っていない自分」が現れて、その次に「そんなことしても」、とか「うまくいかない」と考えている自分に気が付きます。
さらに、そのような考えをもたらしているのが「邪魔をしているもの」です。それは多くは思い込みです。今までの失敗したときのいやな感情、あるいは不安かもしれません。
「邪魔するもの」はその人が生まれたときからはそこにいるのではありません。それは取り除くことができます。
塾に来てくれている人たちに、時々そのような話をすることがあります。多くの人たちがわかってくれます。「それらを解決するのはだれですか」、と質問すると「自分」と答えてくれます。そして、それを達成していく方法を一緒に考えます。
日本教育心理学会
みなさん、こんにちは。 教育コーチのいっすぅぃ~です。
標題にあるように、『日本教育心理学会』です。この連休。
場所は、数年前「日本教育コーチング大賞」を開催した、由緒ある「名古屋国際会議場」です。
私はポスター発表で発表もします。
おそらくは、皆さんにもご協力いただいたであろう「ビリーフ」について、です。
『教える立場にある人の「ビリーフ」比較-コーチングの影響をめぐって-』
素晴らしいエビデンスを示すことができました。
これだと、見えにくいでしょ?!
発表は10月9日(月)14時からです。 ぜひ、応援に来て下さい
Honesty is my policy! いっすぅぃ~でした。
誰がため
教育コーチの修業僧です。
テストが終わり,子どもたちに返却しました。
テストとは鏡です。テストまでの思考,行動,生き方がフィードバックされるものがテストであるという1つの見方が存在します。
「テストを見たときに最初に浮かび上がる顔は誰でしょうか?」という質問を必ず生徒に届けるようにしています。生徒の答えに多いのは
お母さん,先生,部活の先生
自分に向けた鏡に映るのは,他人の顔。さらに「一体,誰のために学ぶのでしょうか?」と質問すると
自分のため
と生徒は頭の中ではわかっているようです。しかし,無意識の答えは違うようです。
この意識と無意識のズレは何を意味しているのでしょうか。テストは自己観察のための鏡です。自分は一体誰のために,何を目指して生きようとしているのか。
そんな,生き方の自問自答がテストを通してできる可能もあります。
テストは単に知識の到達度を評価するものだけではないと私は思っています。生き方を振り返るヒントは世の中にあふれている。そんな思いです。
第31回 人生航海図セミナー
教育コーチのなみぞうです!
去る9月23日から25日までの3日間、琵琶湖のほとり高島市にある
アクティプラザ琵琶にて第31回人生航海図セミナーが開催されました。
一人ひとりの人生をとことん探究し、自分のミッションを掲げ、
自分の人生の舵を自分で執る航海に17名の船長が出港していきました。
船長さんたちの素敵な航海を祈っています。
承認を受け取る&親力向上セミナーの魅力
埼玉の教育コーチGao!です。
最近意識していることがあります。
人からいただいた承認をちゃんと受け取ろうということです。
先週は浦和のぱる★てらすのカルチャー講座でパパ・ママコーチングセミナーを開催しました。
ペアワークを多く入れたこともあり、お母さん同士が楽しく盛り上がりました。
また最後の「自分を許す」では、涙ぐむお母さんもいて、すっきりした素敵な笑顔も見られました。
講座を終えた時、皆さんからあたたかい拍手が湧き起こりました。
とても嬉しく、自分への承認としてしっかり受け取ると同時に、届けたい人にパパ・ママコーチングを届けられた満足感で幸せな気持ちになりました。
自分のことを承認してくれている人が世の中にはちゃんといるんだということ・・これはとても励みになり、力になります。
「キツネとタヌキの物語」のキツネは周りを敵と見ていたのに対し、タヌキは周りを味方と見ていました。
自分が敵と見ると、相手も敵として現れる。味方として見ると、相手も味方として現れる。あの物語はそんなことも教えてくれています。
自分の見方によって変わるのなら、味方として見たいなと思います。
週末には、ピアノを演奏する機会がありました。
こんな時も、聴きに来てくれているお客さんを自分を応援してくれる味方として見るか、評価しようとしている敵と見るかで、緊張の度合いが変わってきます。
演奏後も何人かの方から、承認の言葉をいただき、胸に刻みました。
こんな風にありがたく受け取れるようになったのは、自分自身が自分にok!出せるようになったからかもしれません。
自分を許す・・・と言えば、親力向上セミナー!
11月と12月、浦和で開催を予定しています。
親力向上セミナーの魅力について、以前ブログでたっぷりと書いたことがありました。
ここにもう一度引用したいと思います。
子育て奮闘中のお父さん、お母さんに、ぜひお越しいただきたいです。
☆愛情の再確認
どんな親も、子どもへの愛情をたっぷり持っています。
ただそのことに気づけなくなっている時もあるんですね。
体感コーチングをつうじて、自分の中に確かにある愛情を
確認する。
これだけで、とってもあったか〜い気持ちになります。
☆自分を客観視
教育コーチングの信念のトライアングルのひとつに、
「人は(子どもは)育とうとする生き物だ」というのがあります。
子どもは自ら育ちたい生き物。育てられたくないんです。
しかし、親は愛情や責任感から、育てようとしがちです。
私も、子どもを育てよう、コントロールしようとしている自分に
気づきました。
と同時に、親にコントロールされてきた苦しさや、
傾聴してもらえなかった悲しさや寂しさも湧き起こってきました。
子どもにもそんな思いをさせてきたことに気づき、ショックを感じました。
そして教育コーチングを学びながら、少しずつですが、コントロールを手放すことが
できました。
毎日夢中で子育てしていると、そんな自分の姿も見えなくなっているんですね。
ちょっと立ち止まって自分を振り返る、そしてありたい自分に向かって舵を切る
・・親力はそんな時間です。
☆自分を許す
親力では、「自分を許す」、「自分を承認する」、ということを学びます。
ふだん、私たちは、評価や判断の世界で生きています。
しらずしらず、いいか悪いか、正しいか正しくないか、好きか嫌いか、判断して
行動しています。
「自分を許す」というのは、いい悪いも全部ひっくるめて、丸ごとokを出す感覚です。
事実をしっかり見て、感情を味わい、自分に許可を与えます。
自分を許すことで、子どもを、家族を、自然に承認できるようになります。
親力では、三週間アクノレッジ(承認)シートを書いていただきます。
これを書くだけで、自己肯定感が高まる方もいらっしゃいます。
家族に、自分の長所や好きなところを書いてもらうページもあります。
「こんなことを書いてもらった」と宝物のように嬉しそうに報告される方もたくさんいます。
☆親同士の支援の場
セミナーを開いていて、嬉しいことのひとつは、お母さん同士が自然に承認しあったり、
支援しあったりする場が生まれることです。
親力向上セミナーの安心安全な場で、自分の感情もたっぷり味わったり、表現することができます。
アクティブラーニングに必要なもの
皆さま、こんばんは。公立高校現職教員であり、大学院生、教育コーチのいっすぅぃ~です。
昨日は、大阪に出かけて来ました。
『アクティブラーニング型授業 高校と大学による事例報告会』に参加してきました。
関西大学の森朋子先生が仕切っているということもあり、「反転授業」や「内化と外化の往還」ということがキーワードになっていました。
その中でも、特に驚いたというか、やっとここに戻ってきたな、と感じたことがありました。きっと、教育コーチングのすすめるアクティブラーニング型授業のことをご存知の皆さんは、当たり前だよな、と察しられると思います。
が、それが、今、アクティブラーニング型の授業をするうえで問題になっていること、と紹介されていました。
それは、
授業における安心・安全な場つくり、
生徒が自分の意志で思い思いに動き出してくるからこその授業者としての綱とり、
だというのです。
例えば、溝上先生のお話しの内容からであれば、
溝上慎一先生のホームページ 2017年9月30日にある「✓当日の溝上の総括講演資料はこちら」から見てみてください。スライドNo.23-27がそのことについてのものでした。
他にも、[予習の仕方]が[深い学習アプローチ]に繋がること、
[AL外化]と[気づき]や[内化]は分けられない、
ということに、ますます研究の楽しみを感じ、触手が刺激されました。
まだまだ深く掘り下げていくことがある。わくわくしています。
Honesty is my policy! いっすぅぃ~でした。