埼玉の教育コーチ Gao!です。
昨日は、NHKテレビに、たびさんこと小山英樹氏が出演されました。
「助けて!きわめびと」という番組です。
皆さん、ご覧になりましたか?
たびさんが一般のご家庭に入って、悩めるお母さんとかかわります。
3月2日木曜日午前11時5分〜再放送が予定されていますが、残念ながら一部地方(関東地方も)では、再放送がないようです。
私が一番興味深く見たのは、鏡を使ってのたびさんとお母さんのやりとり。
鏡を見て、お母さんは自分の顔の観察を始めます。
「あごの肉が気になるなー」とか。
その後、たびさんが「もし鏡がしゃべる鏡で、あごの肉のことをあーだこーだ言ってきたら、どうですか?」と。
お母さんは、自分がしゃべる鏡になって、お子さんとかかわっていることに気づかれたのでした。
もし、「お母さん、そんなかかわりでは、お子さんはやる気をなくしますよ」とたびさんが言っていたら、お母さんの変化は生まれなかったことでしょう。
コーチはあくまで鏡。本人が自分で気づいてこそ、変わっていくんだなということを改めて感じました。
たびさんにたっぷり傾聴され、承認され、自分も承認できるようになったお母さんは、自然にお子さんとのかかわりでも違いを創っていかれました。
そして、お子さんにも変化が。「自分で決める♪」と歌いながら、宿題に取りかかるようになりました。
変わったというより、これが「本来のお子さんの姿なんですよ」とたびさんからのコメントが。
連絡帳の鏡文字を実際に鏡に映してみるお子さん、そしてそれを一緒に面白がるお母さん、とても柔らかい表情で、幸せそうに見えました。そしてお子さんも。
お子さんのいいところが、いっぱい見えるようになったんですね
お子さんの口からも、お母さんを承認する言葉が飛び出していました。
私も、お父さん、お母さんの、お子さんの、こんな幸せに貢献したいという思いから、毎月埼玉を中心に教育コーチングのセミナーを開いています。
でも「やはり、たびさんにはかなわないな〜」という思いも起きました。
と同時に、私たちトレーナーにとって、そんな「越えられない」存在でたびさんが居続けてくれることも嬉しく思いました。
テレビ放送のあった昨日、育ちの部屋で体験セミナーを開催しました!
体験セミナーにも、レクチャーではなく、ご自分で気づいていただく要素がたくさん入っています。
私が毎回とりいれているのが、「聞かない、聴く」のワーク。
まず、極端に「聞いてもらえない」体験をしてもらいます。
人って、ホントに誰かに話を聴いてもらいたいんですよね。
昨日の受講者も聞いてくれない相手に対して、聞いてくれないとわかっていても、「どう思います?」と問いかけたり、近づいて顔をのぞきこんだり、私に救いを求める眼差しを投げかけてきたり、必死でアピールしている様子が面白かったです。
そして聞いてもらえない体験をした後は、自然に皆さん聴き上手な名コーチになっていかれます。
スキルを伝えるのも大切だけれど、傾聴されて嬉しかった承認されて幸せだったそんな体験をしていただくことで、自分も誰かにやってみようという気持ちになることを、改めて大切だと感じた私でした。