超介です。
昨日、稲刈りを終えました。高齢の両親が中心になって田圃の管理を行ってきました。叔父、甥、妹夫婦にも来てもらい、作業を無事終えることができました。昨年の収量実績は生籾重量で2.7トン、今年は2.6トンなので100kgの減収です。今年は例年に比べ、気候が不順で稲作には不適であったからでしょう。出来高は環境に敏感に反応するようです。
今年は稲だけでなく色々な農作物の成長を見ることができました。キャベツ、胡瓜、トマト、茄子、南瓜、スイカ、唐辛子、パプリカ、ニラ、ジャガイモ、玉ねぎ等様々です。両親が栽培しているのを時に手伝った程度なので、農作物の栽培の全過程を理解できたわけではありませんが。
でも改めて実感したことは、彼らが持っている逞しい成長力と、同時に環境がとても大切で手入れをしないと美味しい作物は出来ないということ。嵐、台風、大雨に出会ってボロボロになっても生き残っていれば、そして環境を整えてあげれば復活してくれました。
有機栽培でも、自然農法でも、同じなのですが「人の手」が作物にはとても大切であるということです。畑を耕し、播種して苗を育て、土中適切な深さに植える。草取りを行い、施肥し、水の管理を行い、時には除草、除虫、害獣防止柵を作り、防鳥策を講じてやっと収穫できます。作物が育つには環境整備がとても大事。そして、作物はそれらに確かに反応して育つのです。たとえ途中でこけてもタイミング良く手入れできれば復活もしたのです。
野生の草木も環境に相応しいものがそこに生えています。日当たりの良いところには様々な雑草が繁茂しますが、日当たりの悪い、林のなかには草は生えません。水気のないところにシダやら苔も生えません。同様に作物には、それに適した環境が必要なのです。タネをまいてほっておいて育つのは、たまたまその環境がその種に作物に適していたからです。
野菜は自然のものではなく、人が食用等に長い年月をかけて改良してきたものです。だから、それは当然です。適切な環境を与えてあげないと能力は発揮しません。
人も同じ。その人に応じた環境が整った時に、人は最大限の能力を発揮することが出来る、そう連想しました。個性に応じた環境整備、つまり、教育の質がその人にもともと備わっている能力の発掘に大切です。ほったらかしで人が育ったとすれば、それは偶然そうなっただけだと。
教育コーチングは人が育つための環境整備の強力なOS です。