最近読んだ本から

 超介です。

 数週間前に購入した[「自分」の壁 ](養老孟司)を読みました。これを一通り読了後、千葉で2泊3日の研修(第24回人生航海図)を受講しました。この読書体験と研修はつながっていて、研修で体験したことがこの本のなかで説明されているような印象でした。

 本の表題も、研修での私自身の目標と重なっています。私は研修で第2の人生をスタートさせるための課題として突破力、行動力を得る をあげていましたが、それはそれまでの得ている力を捨ててミッションを達成する課程から体感することができました。自分の壁を一部壊したのです。

 本書では、筆者が自分と世界がつながっていることを様々な事例を引き出しながらあげています。体内の他者(ミトコンドリアは細胞に住み着いた他者)の存在。内蔵にたくさんの細菌が共生していること。ヒトデもトンボも蝶も、幼虫から生体への変態は、全く別の生き物に変わるが、それは元々別の生物が合体しているのではないか。

 世界、自然の一部が自分であり、地図で例えれば自分とは、地図上の矢印のようなものであると述べています。自分とは世界の中の部分である。人間は自然の一部、田んぼは自分、海も自分であると。そしてこの自分は世界の中でえこひいきする部分なので、いったん自分から出て行った、つばやら大小便やら切られた爪やらにたいしては排他的になる、のではないか、と。

 自然的なものだけではなく、社会的な物事ともつながっているので、例えば原子力発電の問題も自分の問題であるし、世界で起こっている様々な事柄も全部つながっています。ますます、世界はつながり感を強化するように変化しています。

 自分が世界と、自然とつながっていることを考えれば、そこからは世界をかえることもできます。今回私が受講した千葉での2泊3日の研修で受講者は、道は異なりますが、それぞれが世界を良くする、という表現で自らのミッションを作りました。それは世界とのつながりを忘れない限り手段も方法もあるミッションです。

One thought on “最近読んだ本から”

  1. キヨシです。
    変えようと思う気持ちがあれば、
    本当に変わると思います。
    その思いが大事ですよね。

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