超介です。
暑かった夏のあとに大雨、
被害にあわれた方に心よりの、お見舞い申し上げます。
秋になりました。(栗の実も色づいています。↓)
今年は稲が実った土、日曜日は田圃の状態が不適。それで稲刈りの日程に苦労しました。晴れでも土が硬くないとコンバインがめり込んで動きにくいのです。そのまま強行すれば、稲を刈り取らず、引っこ抜いてしまったりします。そうなると、土がついた稲が コンバインに入り、故障の原因になります。また、露があるとコンバインのドラムやらタンクへの入り口で籾が固まり、負荷がかかり故障します。休みの都合で1日のみ農作業をしました。あとはこのために仕事を休んで駆けつけてくれた甥やら叔父らが協力してくれ、どうにか2日間で刈り取ることができました。感謝。(大雨で稲も倒れています↓)
作業開始間も無く、コンバインが止まってしまい、中のベルトがやけました。業者さんをよび、1時間以上かけて数カ所部品を取り外し、『つまり』を取り除き中を綺麗にして、ベルトを交換。2時間ほど中断。大規模な耕作地で使う大型のコンバインならば力が強いので多分問題ないでしょうが、縦100m、横40m程度の田と、同じ長さで横60m程の大きさの合計2箇所程度であれば、大きいコンバインは必要ありません。年に1度しか使わないですしね。それでも新車くらいの値段はします。(修理中のコンバインです↓)
ここ数年間使っていてだいぶ慣れているはずなのに、昨年も今年も使い方が悪く、詰めてしまいました。エンジンの運動を親指ほどの太さのゴムベルト数本でつないで、脱穀する部分のドラムやら、藁を裁断する歯のついた部分を動かします。それらの機能部分に、正しい向きに、適切な量の稲が運ばれ脱穀されたあと、籾がタンクに収納され、藁は細かく裁断、後方から放出、地面にまかれて、土の栄養になります。しかし、ドラムやら歯に余計な負荷がかかると、それらは結構重いので、回転時は小さな力で回りますが、負荷がかかり始めると一番弱いゴムベルトにしわ寄せがいってベルトが耐えきれずに焼けるのです。
ということを、よくわかっていれば機械の気持ちになりやすく、使えるのですが、わかっていないと、壊してしまいます。一般家電と違って、コンバインなどの農機具はかなりデリケートのようです。内部構造を理解し、過負荷でないかつねに機械の身になってみます。何かと一緒だな、など思いながらコンバインに乗って作業を続けました。
どのような状態で脱穀が進み、稲わらが切断され、ばらまかれるのか見えないコンバインの内部を想像します。そうしているうちに、少しずつ理解できるようになりました。叔父の機械の扱いを見ていると、機械だけではなくて、それが向かう田圃の状態を何度も見ながらうまく刈り取って行きます。叔父ももう確か70台後半だったと思いますが、その術に感動です。(ベテランによる最初のまだ水が残る田んぼの刈り取りはじめ↓)