小学校4年生のS君
最近の言葉で言うところの「自閉症スペクトラム」にあたる男の子で、診断を受けて定期的に診療も受けています。
塾で勉強している時も調子がいいときは他の子ども達より集中してできますが、調子が悪い時は来ても通常の学習はしません。
でも何もしないかというとそうではなく、備え付けの本を読んだり、パソコンの学習ゲームをしたり、来た時間を有効に使っています。
大好きな子です
S君は学校では、支援学級に通っていますが、調子のいい時は原級で授業を受けています。
その学校の様子をお母さんからうかがいました
S君は周りがうるさくなってきたり、分からない問題などにぶつかるとイライラしてきて、自分をコントロールできなくなるようです。(塾では「させる」をしないのでコントロールできない状況がないので様子はわかりません)
しかし、最近は原級での授業中に急に担任の先生へ
「先生、○○学級へ行ってきます」(○○学級は支援学級の名前です)
と言って自分からさっさと支援学級へ行くんだそうです。
最初はただそれだけを言って出て行くS君に担任の先生もビックリしていたようですが、つまりは自分をコントロールできなくなりそうということがわかって行動するようです
それって、立派にコントロールできているということです
支援学級の教室はS君にとっての緊急避難場所、いつでも心穏やかになれる居場所のようです。
居場所が無くて苦しい思いをしている人は、子ども、おとなを問わずたくさんいると思います。
S君の話を聞いて、
人それぞれに『居場所』は必要なんだな
とつくづく感じました。
///キャッチャー///
キヨシです。
「居場所」
心の拠り所。
必要ですね。