皆さま、おはようございます。
某公立高校で3年生の担任をしている、教育コーチのいっすぅぃ〜です。三重県の公立高校では、3月1日に「卒業式」が行われました。
今年も、私のクラスの保護者のみなさんには<わが子への手紙>を依頼しました。詳細は、『コーチングフェスティバル記録集』に譲ることとして、今年の卒業式の日を報告します。
今年はびっくりでした。式が終わり、学年担任団から保護者のみなさんへの挨拶が終わり、生徒の待つホームルームに行こうとしていたところでした。生徒が「先生、まだ教室に入らんといて」「こちらにはこちらの準備ってもんが」と足止めされました。
なんか、企んでるんやな
と思いながら、そのあまりにも慌てた様子がかわいくて(男子生徒なのですが)、おぉ〜楽しみに待ってるぞと、数分間廊下に。
入った先には、プロジェクターが。 「先生はこの真ん中の席なぁ〜」と。 フォトムービーを見せてくれました。
先生泣けよ、先生感動せ〜よ、の期待と言葉がいっぱいでしたが、その期待には応えず
一人ひとりに卒業証書を手渡しながら、一言ずつ。
今、思うと、こんなことが出来たのは初めてのことでした。そんなのドラマの一コマにしかならないと思っていましたが、ここにありました。
「最後に、僕からもみんなにプレゼントがあるんや。みんなの親御さん、一人ずつ、手紙を書いてもろたんや」と、お待ちかねの手紙を最高の瞬間、シチュエーションで手渡すことが出来ました。
この日の夜、クラスの殆どの生徒が集まり焼き肉を食べに行ったようです。そして夜中、室長からメールが届きました。「クラスの集まりも楽しく終わり何のトラブルもなく無事に終わりました」と。
その途端に、「あぁ、あの子たち全員が集まるのは今日が最後だったんだ」という実感が涌き出してきました。なんだか、今日のあの時間をもっと大切にできたかもしれない、という思いとともに。
だから、今日のタイトルになりました。
〜〜実は、びっくり企画にしてやられ、生徒全体に話そうと思っていたことが、まったく話せず。その日の夜に、全員にメールで手に渡るようにと、室長にお願いしたのでした〜〜