超介です。
先日、所用があって丹波に帰りました。日曜日の午後、松山を出て高速に乗って夕方丹波について用事を済ませ、翌日昼には又丹波を出て夕方松山に戻りました。高速道路のインターからインターまででおよそ400kmあるので、片道4.5時間程の行程です。
数十年前、半日以上はかかった旅が今は5時間以内になりました。JR、船、飛行機、高速道路と交通手段も様変わりし、気軽に移動できます。激しい時代変化に驚くのはモノの行き来だけではありません。情報環境は劇的に変わっていって、いまや何処にいても誰でも、意識して、興味と関心を向ければ世界中の情報を入手することができます。
昨年から英語の勉強を始めました。これも、ネットやら書店で学習方法、教材を探していると、さまざまなものを入手することができます。いうまでもないですが、その人の条件(目的、生活様式)に合ったものを選択できます。中学生の教科書、問題集を何冊か解き終えて、入門レベルの短い小説を何冊か読み終え、英文の音読(繰り返し)や、会話文練習、耳からの単語練習、少し長い本の読書等を始めました。
この英語の学習からも色々な学びがありました。ジョン万次郎を題材にした「 HEART OF A SAMURAI」という本を11月から週1回1時間程度かけてほぼ読み終えました。15歳で漁に出て漂流し、米国の捕鯨船に救助され、その船長に気に入られて息子になり、語学、航海術、等々を学び、サンフランシスコに金を探しに行き、やっと帰国できるだけの資金をためて、というところまで(P242まで)読みました。
この中で、万次郎が「航海術の書物」に出会うくだりがあります。
Holding this book in his hands made Manjiro feel like he had
discovered a treasure ; he felt like the most powerful man on earth.
万次郎は「私の宝になる」、と熱い思いで、それをみるのです。そのときの心境を想像します。100年以上も昔、二十代前半の青年が、異郷の地で、時にはひどい扱いを受けつつ、日本に帰れるかどうかも分からない、明日の身の上も分からないときでした。でも彼はその書籍に引かれ、日本人はまだ誰も知らない知識と技術、それを身に付ければ・・・と未来を描き始めるのです。
そのシーンは、私にモチベーションを与えてくれます。そして、すばらしい時代に生きていることに感謝します。
語学はトレーニングだと思います。理解できて活用自在になって初めて武器となります。ひとつの言語が身につくとき、思考方法も、もちろんコミュンケーションも一気に広がります。言語をトレーニングして、身体化が進むとき、世界を認識し、触れ合う世界が広がります。そして、その学ぶ過程からすら、多くの知とエネルギーを得ることができるのです。
超介さんすごいなぁ。
継続は力なり。
そして、心開けばすべて学びとなる。
そんな風に感じました。
キヨシです。
トレーニングですか。
なるほど。
そこからのエネルギーは
また、違うんでしょうね。