超介です。
11月に読んだ本のことを書くつもりでいましたが、いつの間にか12月中旬になってしまいました。
本を読むことは人生を変えることにつながると信じています。その中に含まれている言葉の意味が、著者の描くところに近い意味で理解できるとき、それらがリアリティをもって迫ってきて、読む人を突きあげてくるからです。
何回かそのような経験をつめば、夢中になります。モチベーションが上がってくるのです。書名と著者、読了日程度の簡単な記録を付け始めてもう10年以上になると思います。まだ数えてはいないのですが、2,3年前に800冊は超えていたのでおそらく1000冊以上の本を40歳代から50歳代にかけて読みました。最初、数百冊読んだ段階で、言葉が私の中で蓄積し、世界が良く理解できてきたかのように感じ始めました。
人が世界を認識するのは言葉であるので、使いこなせる語彙数に比例して、認識が深まるのは当然です。それは望遠鏡のように遠いところ、顕微鏡のように細部を、或いは魚眼レンズの要に全体を見せてくれる、レンズのはたらきをするのです。
11月中に読んだ本のなかで面白かったのは
? 「心の時代」にモノを売る方法(小阪裕司)
? どんな本でも大量に読める「速読」の本(宇都出 雅巳)
? 読書の技法(佐藤優)
等です。
?: 「買うこと、食べることをつうじてお客が精神的な充足感を得られる消費行動 が
beingの消費で ある」としています。 「これこれ、これがほしかった」とお客に気づか
れるようなモノなり、サービスが売れるということです 。「お客さまの心を魅了する会話」
が不足している、とか私の行動範疇と通じ 合うと感じるのです。まさに、「心の時代」ですから。
?: 速読とは本を読むのではなく「頭の中のデーターバンク」を読む、ということ。
すでに蓄えられた知の体系と照らせ合わせながら読めば早くできるようになる。
「高速大量回転法」(しっかりと知識が体系づけられた書籍を、ある方法で繰り返し読む)が
有効、という考え方が紹介されています。
?: 著者の読書法の紹介は衝撃的です。
最低6時間(1日)は読書する(勉強時間とは別に)、300冊/月(年ではありません)ほど
読む。「1Q84」も「ゲゲゲの鬼太郎」も数学も、語学(10ヶ国語くらい)歴史も経済も学ぶ、
言論活動の裏付けとなる作業(学習、研究、訓練)の質と量に納得させられました。
(ここ数年で1000冊ほど読んだなど書いた私ガ、恥ずかしいです。著者の事象を観るレンズの
解像度ノレベル、それだけの弛まぬ練磨量が あるのです。ああ・・・スゴイ。)