11月の読書から

超介です

 11月の読書から選んで紹介します。まずは感情生活を平穏に過ごすための、この1冊。
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「イヤな気持ちを消す技術」(苫米地英人 フォレスト出版)

 まず、「脳の仕組みと記憶の仕組み」が解説されています。その仕組みにしたがって感情のコントロール方法の提案が続きます。認知療法、アフォーメーションなどがなぜ効果があるのか、理解できます。

 ある人から「私にはいやな気持ちになる理由が見当たらない」と自分に言い聞かせて1日をはじめる、という言葉を聞いたとき、はっとし、目から鱗でした。認知療法、論理療法そのもの。額の辺りにある脳(前頭葉)を使って感情をコントロールするという、具体的な実践で、それが効果例であると気がついたからです。

 いやな気分に落ち込んでしまったとき、その理由、結果、対処方法等を文字にして分析していくと(この過程が始まると、思考が額(大脳前頭葉)にいって、コントロールを始めるので)穏やかな気分になって感情の嵐の海(海馬と扁桃体が支配する脳回路)がたおやかな春の海になるのです。これがこの本でいう思考の抽象度を上げるという一例。傾聴してもらうのもその一つの方法。

 それから、もう2つの方法が紹介されています。一つは過去の記憶の中の楽しい感情を呼び起こす方法を身につけること(アンカリング)、もう一つは自己発火(自分の人生の目標に燃えている状態を作る、アフォメーションもその一つの方法)することです。

 セルフコントロールの正しい方法を脳の仕組みから理論づけて説明がなされると、それに対する信頼が増すので、実行するのがたやすくなります。すなわち、信じて行動できやすいのです。日常生活のなすべき行動、それからさまざまな学習も、どうすれば、たのしいくできるか、わかります。

次の本、続きはまた後日に投稿予定です。

2 thoughts on “11月の読書から”

  1. キヨシです。
    今年もあと1ヶ月ですね。
    今年に読んでおきたい本が
    何なんでしょうね。
    楽しみにしておきます。

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