超介です。
今回は四国松山道後の紹介です。
先日久しぶりに道後にて食事、ガラス美術館にもいきました。
松山市内を走る路面電車(おとな150円 子供80円)の終点が道後駅。日に数回は漱石の『坊ちゃん』に出てくるような蒸気の電車(に模したもの。こちらは確か1000円ほどもしますが)が到着します。これまた、明治時代風の駅舎を出れば、広場の先には『からくり時計』が設置されていて、ちょうどの時刻にはそのひょうけた動きと音楽に、人があつまります。近くには足湯も。
道後温泉本館(建物が古式ゆかしい温泉、それだけ暗さもありますが。市は数年かけて補修工事を計画しているようです。)および新館椿湯(こちらは大理石をふんだんに用いた明るい浴場)に浸かったあと、近隣のそぞろ歩きがお勧め。ただし、今は松山も一番寒い時期なので防寒着用で。
ここ中予松山(愛媛=伊予 を三つに分ける呼び名のひとつが中予、あと東予、南予と呼ぶ。)では『椿さん』という商売の神おわす、椿神社(椿神社は市の南地区にあり、東地区の道後からは車で30分くらいのところにあります)のお祭り時が最寒い時期といわれていて、今年はそれが1月末。このお祭りはとにかく1Km(もっとあるかも)ほどもある参道にぎっしりと屋台が立ち並ぶのが圧巻です。それにつられて老若男女、どっさりと集まります。
でありますから、今は年中で最も寒い時期。四国松山、暖かい、と思われるかもしれません。雪はめったに積もりませぬ。しかし暖房も厚着も必要。海沿いの松山に向けての高速道路が積雪で通行止め、となることも冬季期間中は何回かあるのですよ。
(道後温泉本館にもどります)本館を左に出れば、緩やかな坂が建物を半分取り囲んでいて、その先、さら左に進むとベージュの敷石の4、5人横に並んでもゆったりの歩道が両脇にある道に続きます。この あたり、周辺の旅館、ホテルが近年たてなおされたこともあり、(たぶん電柱も地下に)明るいのです。人力車があったり、足湯があったり、そぞろ歩きによいのです。
先日、知人と会食の予定があり道後に路面電車でいきました。道後駅から商店街を散策、どのお店も明るく、若い店員さんも結構います。出口のところにある温泉本館を左に曲がります。『道後ぎやまんガラス館』を目指してあるき、入館しました。婚礼会場が前面にあって、ガラス工芸の展示場は建物の少し奥まったところにあります。そこにいたるまでの通路沿いには、青白く照明された池、その周囲には白鳥(これは道後温泉本館のシンボル、温泉のてっぺんに白鳥がいます。)があります。
ガラス工芸は江戸時代から明治大正期にかけての、虫かご、キセル、タバコ盆(私にはこれがいちばん素敵でした。)金魚鉢、電灯の笠、すだれ、ガラス枕、もちろんコップやら、お皿やら各種食器も、さまざま色とりどりでした。小さな美術館ですが、変質しにくいガラスの工芸品、美術品の展示ゆえ、過去の人の日常がしのばれます。
松山にきてね!