我が家には先祖代々の家系図がありません。
あるとき「家系図」という言葉が急に気になり、作り始めました。
わたしも平均寿命の半分はとうに過ぎ、両親が健在なうちに少しでも分かる部分を作りたくなったのです。
今は便利な家系図作成ソフトなるものもあり、楽しみながら作っています。
わたしのところから見ていくと
家系図に載ってきた人が80人以上。現時点の頂点は私の曽祖父です。
息子から見ていくと140人。
命のつながりと広がりを感じます。
あらためて考えてみると命のつながりって奇跡的だと思います。
わたしから10代さかのぼると1024人の命がわたしの命の源です。
誰ひとり欠けてもわたしは存在しません。
10代といえば1代を30年とすると300年前、江戸中期頃でしょうか。
1024人がどこで何をしていたか知る由もありませんが凄い事ですね。
先日、妻の祖母が101歳で他界しました。
葬儀の席でお坊さんが
「イチさん(祖母の名)は浄土へ旅だたれましたが、イチさんの命はこうして皆さんにつながれています。
うれしいことです。命は絶つものではなく、つなぐものです。」
とおっしゃいました。
大事な命をつないでいく。
まさに自分ひとりの命ではないことに気づきました。
///キャッチャー///