「愛する」について その3

超介です。

  何かに対する感情が変わる瞬間を自覚したことはありますか?
  たとえば対象が人、好きになるのであれば恋の始まりの瞬間です。
  
  18歳のとき、丹波から四国松山に移り住みました。見知らぬ土地に来てから15年後の秋の日にその時が来ました。突然松山が好きになったのです。まだあたりは明るかったので土曜日の午後であったかもしれません。仕事を終え、非常階段をおり、建物から離れ、遠く四国山脈を見たとき、この地が好きになっていることに気がついたのです。

 それから好きになる瞬間ではないのですが、理由がなく、突然涙を流すことがありました。胸が急に苦しくなり涙が出ます。郊外を車で運転中でした。高速道路の高架のしたを走っているときでした。それ以来涙もろくなったように思います。それからしばらくして、その過程が理解できました。
  
 この2つは意識裡のことではありません。無意識裡のことです。魂の世界で進行していることが表出したのだと思います。
 
 生活の中でいろいろなドラマが積み重なり、無意識の世界に織り込まれているうちに、物語ができて、何かちょっとしたことが引き金になって意識の回路が発火するのです。心が開いたとか、気づいたとか、つながったとかいった瞬間も同じです。ぽんと音がしたかのごとくわかるのです。忍術使いの変身のように表れるのです。

 親になったときも、もちろん恋の始まりも、何かが変わったことがわかりますよね。自分の変化の瞬間、それは覚醒そして、命の輝きを感じるときです。
    
  四国山脈の麓も紅葉が見事です。忍術使い猿飛佐助の郷といわれている地もあります。
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2 thoughts on “「愛する」について その3”

  1. キヨシです。
    ありますよね。
    「愛する」ことでの変化もありますが、
    日々生きていく中でも「変化」がありますね。
    人生そのものかもしれないですね。

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