出会い(その2)

超介です

 少し前までは、読めなかった本がある日、突然面白さにきづき、読むことができる経験をしたことがありませんか?そのような時は、その本を通じて「新しい世界に出会ったような気がして大変楽しい」のです。

 同じ本でも、以前読んだとき重要だと感じて線を引いた部分と、再度読むときに線を引くところが違っていることがあります。前はわかっていなかった、感じ取ることができなかったことができる様になるからです。だから、新たに読めなかった本が読め始めることは当然なのです。積読は大切です。

 書物に書いてあることは変わりません。変わったのは読む人。読み手の意識が広がったのです。何かの体験やら、集中した行為の継続が積み重なると、意識が変わります。

 大僧正とよばれている人が、「どうしてそのようになられたのですか?」ときかれて、「特別なことはしていません。ほかの人と同じことを、いつも心をこめてやってきたつもりです。」というようなことを答えられていました。

 私が「新しい世界に出会うことが楽しい」と感じたり、「出会いに意味がある」と考えるのは「生き方」に関心があるからです。そうか、そのように世界を感じればよいのか、とか、避けられないと感じていた、起こってしまっている出来事の取り扱方法のヒントが見えてきて自由を感じるからです。

 起こることは選べませんが、「生き方」は選べます。その選択のヒントを「出会い」は教えてくれます。状況に流されずに、主体的に生きることのヒントを教えてくれる「出会い」です。

 そうしてさらに「出会い」は人に世界をかえる力までもあたえます。

              「あなたの出会い」 
                あなたの出会いは
                どんなふうに
                世界を変えただろう
                (銀色夏生:詩集 すみわたる夜空のような より)

 だから、私もドアを開けて外に出ようと思います。

2 thoughts on “出会い(その2)”

  1. キヨシです。
    昔読んだ時と違う感想。
    読んでみたら面白かった本。
    私も経験がありますね。

  2. りんです。
    超介さんの「出会い」に対する興味から、
    これから、超介さんがどんな人生を歩まれるのかと
    ワクワクしながら、読みました:**:
    「ドア」も人それぞれのものがあるんだろうなぁ。

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