あけましておめでとうございます。教育コーチの超介です。
毎年、干支を調べることにしています。(といってもある本からの引用ですが)安岡正篤著『干支の活学』により今年の干支 辛卯(かのとう) について調べます。
まず『辛』について(同書P116より引用)
辛という字は⊥と干と一を組み合わせた文字である。⊥は上を表し干は求める・冒す、一は一陽で、陽エネルギーを表し、人間でいえば男性です。したがって辛は上に向かって求む冒す意味である。今まで下に伏在していた活動エネルギーがいろんな矛盾抑圧を排除して上に発現するという文字であり、したがってそこに矛盾、闘争、犠牲を含むため、つらい、からいということが出てくるわけです。
(一段落略)
したがって、今年の辛は庚戊に較べると、意味は一段と深刻切迫であります。昨年を承けて断固として斎戒し自分の心を改めて、自新、更新してゆかねばならない。
次に『卯』について(同書P178・179より引用)
『卯』は「畏れ謹んでお互いに助け合って、さらに開発に従事する」という文字です。卯という文字は本来「茆」で<しげる>であり<かや>です。これは開拓しなければならない所を放っておくものですから、草だの萱だのいろいろの草木が生い茂る、その代表が茆です。それでかやという文字になるわけです。卯という文字の真ん中の二本の棒、これは門柱です。古い文字を見るとわかりますが、この外側は本は内側にあったのです。つまり扉で閉め切ってあったわけです。ところが子→丑→寅と来まして、いよいよ新しく積極的に行動、開拓、活動しなければならない。そこで今まで閉じてあった扉を開いた。それがこの卯という字です。扉を開いたその内側に今まで閉じ込められていた未開拓地がある。もちろん草も木も生い茂っているに違いない。その茅や雑草の茂った未開墾地で一番目につくのは何かというと兎であったのでしょう。だからいつ頃か卯が兎になったのもまんざらではない。
今年は昨年に引き続いて、より革新・維新が求められる年、そしてそのことにより新しいドアが開き、次なる世界が見える年のようです。努力した結果が見えてきますよ、そのような意味であるようです。もちろんその世界はどのようか、それはどう変わったかによる、とそのように考えます。
昨年は春からメンタル面でのダメージを大きく受けた年でした。それは様々な事柄との出会いで潜り抜けることができました。過ぎ去っていけばその潜り抜けたことの意味がわかりました。考え方が切り替わる、切り替えることができました。その時の意識のイメージをしっかりと刻むことができました。
この世界には階層構造があり、修行を積めばその一つ一つの階層を乗り越えることができるようになる、自由になることができることを知りました。それが新しい世界が見えることの意味であると思います。もう20年以上も前に、ある人はそのことを『意識革命』といって私に教えてくれました。最近知り得た言葉の『抽象化能力を高めること』(いわゆる苫米地本に繰り返して書いてあります)と同意だと思います。
辛卯の年を、<ある重い階層にいよいよ迫られる年、さらなる『意識革命』を起こして乗り越え、次なる世界に踏み出せ>私はそのように解釈します。
年明けから、長々と書いた文にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。今年こそ、より皆さんに伝わるメッセージになるように精進して書いていきたいと思っています。