◯そら@内藤です。
◯通勤の途中で出会っていた
ある女の子とおばあちゃんのことです。
3年前、その女の子とおばあちゃんは
手をつないで歩いていました。
孫のことを心配しながら、見守りながら
学校まで送って行くおばあちゃんのようでした。
おばあちゃんと言ってもまだ若いおばあちゃんでした。
小柄な女の子でした。
女の子はおばあちゃんの手をしっかりと握って
その道を歩いていました。
毎日、出会うわけではありませんでしたが、
この3年間、2人の様子はあまり変わることのない
朝の情景でした。
1週間前のことです。
私はエッと思いました。
女の子は、おばあちゃんの2・3メートル先を
グングンと歩いていました。
おばあちゃんはその後を一生懸命について行きます。
胸を張って力強く歩くその子は、
たぶんもう6年生になっているはずです。
おばあちゃんが小さく見えました。
「自立」と「とまどい」そんな言葉が浮かびました。
私は、話したこともないその子の成長に、
やるなあという喜びを感じながら、
でも寂しさも感じていました。
そして、昨日、また2人に出会いました。
2人は並んで歩いていました。
グングンと歩く女の子の横を
それに負けないくらい元気に歩いているおばあちゃんがいました。
背の高さは同じくらいでした。
女の子とおばあちゃんの新しい関係がありました。
来年、その子は本校へ入学してくるはずです。
本文とは直接関係ありませんが・・
高瀬川の流れです。