教育コーチのGです。
さて、第33回読書日記(書評)は「天地明察」著者:冲方 丁(うぶかた とう)
です。
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この本は、全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2010年度の本屋大賞」第1位の小説です。
第31回から本屋大賞つながりでご紹介しています。
この本、戦国の世が終わりを告げ、太平の時代が訪れつつある徳川4代将軍家綱の時代から、5代将軍綱吉の時代にかけての、「暦」に命を賭ける男たちの夢と希望・絶望などがつまった、最高に心揺さぶる歴史小説です。
碁打ちであり数学者でもある渋川春海(実際に存在した歴史上の人物ですwikipediaへのリンクはここをクリック)が碁打ちとしては物足りず、数学(算学)にのめりこみ、天文観測を経て様々な紆余曲折のはて、初の「日本独自の暦」を生みだす壮大にして心躍る物語です。
本屋大賞1位というのもうなずけます。
また、冲方 丁の別の著作に「マルドゥック・スクランブル」があります。
こちらはSF大賞を受賞した作品ですが、天地明察とは全く違った内容です。
それでいて、登場人物の心理描写の深さや物語の展開、生み出す言葉の説得力などに、冲方 丁の才能の大きさを垣間見ることができます。
「マルドゥック・スクランブル」から印象的な文をいくつかご紹介します。
【われわれが生きていること自体が偶然なんだ。そんなこと、ちっとも不思議じゃないじゃないか?偶然とは、神が人間に与えた中で、最も本質的なものだ。そして我々は、その偶然の中から、自分の根拠を見つける変な生き物だ。必然というやつを】
【過去は化石だ。それまでの時間が、その後の時間に影響を与えるという考え自体、化石にとらわれている。】
ぜひとも、手に取ってご一読ください。
本文とは何の関係もないですが、大好きな曲です。
教育コーチのキヨシです。
なるほどと読んでいましたが、
最後に「安奈」!
名曲ですよね。
今の季節にぴったりですね。
タイムリー!
一昨日、カラオケで
めちゃ素敵な「安奈」熱唱を聞いて感動しました。
教育コーチのいっすぅぃ・です。
なぜに『安奈』? あ、この時期だからか、と。
思っていたら、キヨシさんもそこに。
ちょっとタイムラグがある私なので、
歌自体は知っていても「アンナ」が「安奈」と
すぐには結びついていないことに気付きました。
面白そうな本ですね。
年末時間を見つけて読んでみます。
今年もGコーチからいろいろな本を教えてもらいました。
この場を借りて、「ありがとうございました」
「安奈」、このあたりは私もツボです。
季節感もぴったり。
教育コーチ 日の出 でした。