以前ある生徒のコーチングで
5時間傾聴したことを書きました。
その後、彼はどうなったか。
良く成功哲学の書物では
「人は一瞬で変わる」などと書いてあります。
そういう場合もあるでしょうが
普通の中学生にそれがあてはまるでしょうか。
3ヶ月前、5時間傾聴したあと、
「頑張ってみようかな」と言った彼、
豹変したわけではありませんでした。
気分が乗らない日も幾日もありました。
コーチの私たちができることは
自分でやると言っている時、まずは信頼して見守ってあげることでしょう。
最近、彼のお母さんからうれしいお話をききました。
自分から進んで漢検を受けると言ったそうです。
お母さんいわく
「勉強のことで何かを受けたいと言ってきたのは
考えてみれば初めてかもしれません」……と。
「女の子の成長は緩やかな感じですけど、
男の子は上がり下がりが激しい感じで成長していくんですね…」
そして、
「なんだか期末テストでは○○の教科、100点満点目指すそうです」
と、嬉しそうに話されました。
教育コーチングに出逢って私もまた密度の濃い時間を過ごしています。
子どもの成長を階段をのぼることにたとえるなら、
大人はつい高いところから「早く登ってこい!」と
ひっぱりあげようとするか、
あるいは自分が下にいるくせに「もっと高く登れ!」(笑)
と、応援してしまいがちです。
子どもは自分で一段一段ちゃんと階段をのぼってきます。
たまに駆けあがったり、2段とばしをしてみたり、
時には降りて行ってしまったり。
あるいは広い踊り場で時間を費やすこともあるかと思います。
でも、信じましょう。彼らはのぼってきます。必ず。
聴きましょう。
話しましょう。
キヨシです。
私たちが決めるのではなく、相手が目標や
やっていくことを決めるんですね。
いや、決めることができるんですね。