言葉の奥にあるもの(その3)

 「心の手入れ」の方法はいろいろあります。散髪に行く、服を変える、飲みに行く、釣りをする、博物館に行く、一日中ボーとする等々、そのようなことをしつつ課題から逃げないでいる時「心は手入れ」されて水準が上がるような気がするのです。目に前のつらい出来事からも逃げないで向き合う、ただそのままだと沈没(!)するので、あの手この手で心を だましつつ付き合います。 

 以前にも書きましたが、私には収集心があります。A6の手帳には、食べ物やらこまごました買い物のレシート、ちょっとした切り抜きの貼り付け、思いついたこと、会議のメモ、読書記録、各種スケジュール等々の添付がされていてパンパンになっています。整理はしていません。時系列で並べているだけです。私にとってはこれも「心の手入れ」の一つ。

 言葉の収集もしてみたい、と気になる言葉もノートに書いています。その中の一つ、「過去と他人は変えられない」は教育コーチングの講演会(3年前?)で初めて出会ったフレーズでした。未来と自分を創りだすことの可能性を考えさせてくれる言葉です。

「未来を創りだす」ということは重いですよね。ずーと引きずっています。多くの人がそうであるとはおもいますが、どのような仕事を選んで生きていくか、どこにだれと住むのか、と考え始めたとたんに思考停止に陥りそうになります。未来が見えない!!皆さんはそんなことはありませんか?

就職活動をしている学生さんには激励をしたくなります。「あんたはえらい!」と。自分の未来と向き合う、不確定な未来にむけて行動を起こす、その挑戦する姿勢に感動するのです。私はその時期には、そのような勇気を持ち得なかった。だから、今もその課題と向き合わされています。

 いま、この時にできることを大切に、最大限に生かして生きること、その延長に未来があるのだろうとそのように思うことで、精いっぱいです。「人生のその時(今も)自身への与件に対して、深く学び、考え、行動し続けること。そのことを通じて世界に「大切なこと」を伝える、表現する人であり続けること。」これが精いっぱいの、今の私のミッション。(自分のことしか考えていない・・・・!)

One thought on “言葉の奥にあるもの(その3)”

  1. キヨシです。
    「心の手入れ」
    いい言葉、響きですね。
    自分の心をしっかりと手入れしないと錆びたり、病んだり
    しますからね。

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