海と山と港の地方都市で亡くなった義父

義父が亡くなった。 

濃い人であった。

私とは全く違う人であった。

鉄工所のおやじであった。

今春、何回目かの入院をした際、
「思い残すことはない。いつ死んでもよい。」
といった。

20数年前に初めて出会って拒否された。
が、ある日突然、からりと受け入れてもらった。

孫も生まれ、私たちの家族の訪問を
心から喜んでもらえるようになった。

何度も一緒に釣行した。
アジ、サバ、グレ、シイラ、タイ、ホゴ、メバル、ヤズ、イサキ・・・・・・
宇和海でさまざまな魚を釣った。

貝堀りにもいった。

たくさんのお酒を一緒に飲んだ。

痛みを訴えたりはするが、愚痴を言わなかった。

家族だけでお別れをした。

亡くなって、穴があいて、
しみじみとその存在の大きさが伝わってくる。

One thought on “海と山と港の地方都市で亡くなった義父”

  1. キヨシです。
    きっと超介さんの心の中で生き続ける
    素晴らしい人間だったんですね。
    その想いはしっかりと伝わって逝かれた
    ことと思います。

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