先日 夫の母が 92年の人生の 幕を降ろしました
亡くなる というより 次への旅立ち
五月晴れの清々しい空の下 見送りました
色々な思い出がありますが 忘れられない ひとコマ
認知症の初期(あの頃は痴呆と言っていました)
眉間にしわを寄せて
「あんなぁ・ この頃 アカンねん
なんでも 忘れてもうて
思い出せへんねん・・・・ アホになってもうたんかな 」
「おかあちゃん それなぁ アホちゃうねん ボケやで ええかぁ ボケやでぇ
そやさかい 心配せんかて ええねん アホちゃうねん ボケや 」
「さよかぁ ボケ やねんな アホ ちゃうねんな ほな 安心したわぁ 」
霧が晴れるように 安堵の笑顔に変わりました
キヨシです。
1つの言葉で、その人がホッとしたり、
とてつもなく落ち込んだり・・・。
言葉は大切ですね。
「そやさかい 心配せんかて ええねん」
どのような気持ちから、相手に言葉を届けるか。
言葉に乗せた なおさんの心が
お義母様に安心をもたらされたのでしょうね。
なおさんのお義母様のご冥福をお祈り申しあげます。