日常から(言葉の重み)

【あなたは「大きな目標を持って、前向きに生きていかないとやりがいは見つからない。どんな仕事でも集中して、心身全部で取り組めば、継続すればやりがいは見つかる」と教えてくれました。】

と、男の一言の「愚痴」に対して彼は静かに返してきました。そして、

【僕はいま、研究づけの毎日です。朝から晩まで研究しています。ひょっとしたら結果は出ないかもしれないけれど、でも精一杯やって後悔のない1年にしたいと思っています。受け身で人生を過ごすような、どこにでもいるつまらない人では、あなたにはあってほしくない。】

男は、自分が繰り返し息子に伝えた言葉を聞かされてはっと目が覚めた。繰り返して自分に言い聞かせてきたこと、それが伝わっていたこと、そして再び戻ってきて彼の胸を熱くした。

息子は、午前3時頃やっと部屋に辿り着き、眠る前に父にメールで伝えてきた。

2 thoughts on “日常から(言葉の重み)”

  1. キヨシです。
    ショート小説のようですね。
    結局は自分にかえってくるんですね。

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