教育コーチのGです。
第18回の徒然読書日記は、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 著者:岩崎夏海」です。
すでに、さまざまな場所でこの本に関する紹介が行われているので、もう読んだという方もいるかもしれません。
さて、著者の岩崎さんは、ドラッカーの「マネジメント」を実際に手にして読んだのは、ほんの数年前(2005年)とのことですが、一読して驚き、心を揺すぶられ、涙さえ流したそうです。
そして、ドラッカーが書いている「マネジャー(マネージャー)」と、日本におけるマネージャーのイメージがあまりに違っていることが気になったそうです。
【例えば、アメリカ大リーグで「マネジャー」といえば、それは「監督」のことを指す。しかし日本では、真っ先に思い浮かぶのは「高校野球の女子マネージャー」だ。しかもそこには、「スコアをつけたり後片づけをする」といった、下働き的なニュアンスさえ含まれている。つまり、英語圏のそれとは、責任や役割において、指し示すものに大きな違いがあるのだ。】
そして、
【と、その時だった。ふいに一つのアイデアが閃いた。それは、「もし高校野球の女子マネージャーが、ドラッカーの『マネジメント』を読んだら(どうなるか?)」というものだった。】
と本のあとがきで記述されています。
まさに、この本は高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を元に、野球部をマネジメントしていくストーリー(小説仕立て)となっています。
ドラッカーのマネジメント?
「もしかして、難しいのか?」
それとも
「くだらない内容じゃないのか?」
など、書名からは何とも判断がつきかねる本なのですが、読んでみてビックリ!!
所々に、ドラッカーの『マネジメント』からの言葉が引用されており、これがとても絶妙。
思わず、自分自身の現状に照らしてみて、考えさせられるという場面が多々ありました。
実は、何度か目に涙を浮かべながら、一気に読み切ってしまいました。
「思わず考えさせられるというのは分からんでもないが、なぜに、マネジメントで涙?」
そう、それは実際に手にとって読んでもらえれば分かると思います。
この本は、小説仕立てであり、抜き書きしてもなかなかその内容が伝わらないと思いますので、内容詳細の紹介はほとんどなしです。
今回の徒然日記はここまで。