教育コーチングを会話に取り入れ、信頼関係を作る超介です。
2月21日(日)は四国の伊予松山では『椿さん』という大祭の中日であり、大変な人出でした。この時期、寒さはピーク、ここからは春にむかうそうです。私は当日、知人から相談の予約を受けていて、1時間ほど会話しました。仕事のこと、将来のこと等についてのコーチです。
彼女は、30歳前の女性。営業中心の会社で、ある教育サービスの提供を行っています。一通り様子を聞いた後、質問をしました。『厳しい条件(仕事上の無理難題、給与が安い。)でもがんばれているのは何があるから?』彼女の答えは、『今のお客様との関係、よい関係が出来ている。』慕われているようです。『そう、それが大切なもの。』そしてまた、『仕事は楽しくやらないといけないと思っている、そう努力しています。』とも。
眼に見えないけれども大切にしておきたいこと、でもそれらは表現されないと存在をやめてしまいます。話す、書く、(絵に)描く、(作品を)創る、(仕事で)表現する・・・、何らかの形式でその存在が表現されていないと、それは失われてしまいます。ある時その動きが止まると、見えなくなって不安になってしまう。だから、私は『大切にしておきたいものについて』質問します。
彼女はためらっています。今の仕事を継続すべきか、それとも転職すべきかと。同時に今、彼女は自身の中にエネルギーを充填しているのだと思います。どちらに向かって進むかは彼女次第。
翌月曜日に、小、中学校の同窓生がなくなったという情報が飛び込んできました。自殺。それも、一人でなく、父親と一緒に。同窓生間に衝撃が走りました。数十年ぶりの中学校の同窓会で、最後に前に立ち三本締めをしてくれた彼、小学校、中学校の頃、ひょうきんさがあり周囲を明るくする男であったのに。親子で投身自殺、というむごさに呆然としました。
ためらいは無かったのであろうか?その胸の奥にあるものに誰も気がつかなかったのであろうか?或いはかれは表現しえなかったのであろうか?ひょうきんな行動の奥に何があったのであろうか? それを思いもよらない行動で表した、でも別の方法で表現できなかったのだろうか?
「眼に見えないけれども大切にしておきたいこと、
でもそれらは表現されないと存在をやめてしまいます。」
・・・ほんとにそうだなぁ、と思いました。
つい見えやすいところだけに焦点を当ててしまったりしますよね。
・・・全体を見ているようで見ていないこともありますし。
星が存在するために見えない(というか)空間が必要であったりしますよね。
「話す、書く、(絵に)描く、(作品を)創る、(仕事で)表現する・・・、
何らかの形式でその存在が表現されていないと、それは失われてしまいます。
ある時その動きが止まると、見えなくなって不安になってしまう。
だから、私は『大切にしておきたいものについて』質問します。」
・・・なるほど!表現されて初めて「存在」と私たちには見えるのでしょうね。
そして、質問も大きな意味での表現であると気づかされました。
つまり、「質問」は「存在」でもあるんですね。
そう考えるとコーチングの「質問」がますます楽しくなりますね。
超介さん、いつも気付きをありがとうございます。
キヨシです。
いつも以上にさらに深いですね・・・。
残されたものが、それをどのように考えて
行動するかなのでしょうか。
たら、ればの話はできないですからね。