本とのつきあい(20代まで)

教育コーチングに関する学びを読書をも通じておこなっている超介です。

あてもなく、だらだら書きます。

小学生の頃から、友達が少なく、一人で遊んでいた。特にたくさん本を読んでいたわけではない。眺めていたくらいである。今も覚えているのは「ああ無情」くらいである。長編小説の初めの部分を読んだようであるがまだ記憶に残っている。銀の食器を盗んだ主人公が捕まったとき、その教会の牧師より「それはあなたに差し上げたのです。」と言った。子ども心にゆるしの持っている力を感じた。

中学生になって、性格はかなり明るく、積極的になった。読書はあまりしなかった。ただ本をみるのはすきであったようにおもう。勉強はあまりした覚えがない。その当時の高校入試は兵庫方式という思考力テスト+内申点で合否が決まり、実力がなくても合格できたし、そもそも、出願時に調整が入って、不合格者がほとんど出ない。

高校入学後は、授業についていくのが大変であった(中学で勉強していなかったので)。入学直後のテストの結果に驚き、勉強を始めた。高校3年生のころ、ふとしたきっかけで短歌会の集まりに参加し、国語の教諭がひとかどの歌人であることを知った。友人とその先生宅へ伺ったおり、応接室の書棚に世界文学全集が並んでいて、それらを全部読まれたという先生に敬服した。

その後、文芸班に入り、小説(太宰治とか)を少々読んだ。高校3年の夏には京都の嵐山の寺院で1泊2日の研修をしたこともある。卒業生の文集にある先輩の散文に強く引かれて、同じ様な散文を書いた。その後35年近くたって、その先輩が「江上剛」という作家になっていることを知った。

大学に入り知人がまったくいない寂しさから、文芸部に入部した。入部当時には6回生、8回生という猛者がいて、たくましさの洗礼を受けたように思う。のみ(お酒を)にはよく連れて行ってもらった。コトバの起源(古代人が始めて海を見たときの心に沸き起こってきた感情がコトバの始まり、など)等について語ってくれたりした。本をまずまず集め始めたが、相変わらず積読であった。
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読書近況 小説はほとんど読まないのですが、最近古本屋で「ロンググッドバイ」(チャンドラー 村上春樹訳)を見つけたので、買ってしまい、半分ほど読みました。主人公の探偵がとても魅力的です。

2 thoughts on “本とのつきあい(20代まで)”

  1. ○「ああ、無情」
     子どもの頃、繰り返し繰り返し読んだ本です。
     なんか惹かれたんですよね。
     
     超介さんの読書の量や質には、ちゃんと歴史があるんですね。

  2. キヨシです。
    超介さんの文を集めていくと1つの
    本になるかもしれないですね・・・。
    いつの日か挑戦されてみてはいかがでしょうか。

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