教育コーチングを学ぶ過程で様々な発見をしている超介です。
私の言葉は伝わりにくいけれど、なついてくれている小学4年生の話です。いつもは元気よくお母さんの車から出てくるのに、今日に限って車内で沈んだ表情のままでした。勉強する気がないようなので、「今日は遊ぼうぜ」(大胆!)と呼びかけて手をつないで教室に入ります。
なにかあるなと感じて、色々と試みますが、「つかれた」という言葉しか出てこず彼のチャンク(心と頭のなかのぐちゃぐちゃなカタマリ)はほどけません。こりゃいかん、「おしょう日記」みたいにはいかんな、と反省します。
30分ほど勉強らしきことをしてあとは遊んで、そしてだらだらと過ごしました。でも授業が終わるころはだいぶ元気になっていて、お迎えの車の中では元気に車内の機器をいじくってご機嫌な様子。
家庭で両親が彼に色々と話をしていて、それが原因かも、とお母さんから伺いました。その話は学校の先生からの注意で、それを彼に伝えているとのこと。その内容そのものは彼には理解しにくかったようです(それで私は彼のチャンクをほどくことができなかった?)。でも・・・何かが伝わったのだと思いました。
そのことをお母さんと更に話して、これからの数日間の「話し方、聴き方」についてを確認し合いました。
私はこの件でコトバの持っている力について感じました。言葉の記号的な意味はつたわらなくても、きっと、そのコトバに内在する発話者の気持ちが伝わる、そのような力を感じたのです。(意味が理解できない赤ちゃんに話しかける言葉の重要性を思いました。)
キヨシです。
深いですね・・・。
同じ言葉でも、言う人によって、言い方によって、
気持ちの込め方によって、言うタイミングによって、
さまざまな違いがあります。
心に届くように・・・。
まさしく願いはそこですね。