教育コーチングを極めたい超介です。
2日前までカラカラであった川に「笹にごり」の水が走っています。大雨の直後の茶色の水は、数日後には風にそよぐ蓬の葉裏のような色合いの水になりました。
「笹にごり」時が鮎釣りにはよいと雑誌で読んだことがあります。義兄になる予定の人(姉の婚約者)と紀ノ川に行ったことがありました。バイクに乗せてもらい、降りて川原を歩き、鮎釣りを見ていました。なぜそうなったのか忘れましたが、釣り人が、スイカの香りのする鮎を2匹くれました。持ち帰り、焼き鮎にしてもらいました。
義兄とその家族は新しく弟になる私に何かと気配りをしてくれました。紀の浦等の名所に案内してくれたり、また小説を「読みなさい」といって貸してくれたり。温かいまなざしがありました。数年前に、慶事の際に数十年ぶりに再会したときも同じまなざしを感じました。
たとえば、繰り上がりの計算ができない子に2桁の足し算を指導するとします。繰り上がり、という操作が一つ増えただけで手順が覚えられないのです。小学生の指導体験が少ない担当は、そのことがわからない場合が多いので戸惑います。
ある人にとってはできて当然のことが、出来ない人にとってはそれを強いられると大変苦痛であること、このことを知っていれば、できない相手に対するまなざしが変わり、そこから配慮と工夫が生まれ、待つことも可能になります。
指導される側は、他人のアドバイスが聞けるかどうかが解決の糸口になります。自分が気づいていないことがあるかも、という自覚がある人は謙虚になり、成長の可能性が大きくなると思います。それを知らないときと比べて、自分に対するまなざしが変わるのです。
キヨシです。
私も3年生の子どもたちを指導しています。
「知っているだろう」という気持ちではなく、
「知っているかな?」という気持ちを持っていたいですね。
「自分が気づいていないことがあるかも」という自覚。
私も大切にしたいです。