レッドロビンの赤い芽(般若心経)

「教育コーチング」に助けてもらっている超介です。

レッドロビンの赤い芽が成長して普通の葉に変わっていましたが、さらにまた赤い新芽が伸びてきています。

過去の手帳を繰っていると、2004年2月21日から3月22日までの間で合計1022回般若心経を唱えた記録がありました。これを唱えるだけですくわれる、それで覚えました。そのような気持ちになった事情を思い出して切なくなります。

最近、福岡伸一さんの「動的平衡」という本を読んで、般若心経の教えに通じると思いました。

般若心経から学んだことは、「世界は一つであること」。私達の身体は、宇宙を構成する物質のかけらから出来上がっています。本はといえば、恒星が爆発して飛び散った物質、それらが時を経て私の身体を作ったと。ミクロの眼で、そしてマクロな時間の流れを捉え、見渡せば、物質の「流れのよどみ」が私達たちの一瞬の生。

すくわれると感じるのは、自然界のあらゆるものがすべてつながっている、という教えからでしょうか。私は一人ではないという、孤独感からの救われの感情。我々の存在は固定ではなく、モノではなく、流れていく、コト(現象)であるから。

悩むと考えることの違いは、答え(仮説でも)がでるかどうかのちがいであるとわかりました。悩み苦しむときはこのことを覚えておきたい、そう思っています。刺激に対して無意識に反応する人は考えることがない、悩みはそんな構造の中からおこる。悩むときはある、でもそのあとは、同じ刺激に対して無意識の反応はしないでいようと。

もし、刺激を受け止めてから、その意味を自分のミッションに照らし、選択肢を考え、そして自由意志で行動を選べば、それは悩むのではなく対応することであり、流れていくことができる。

でも悩んでしまうと悪循環にはまりそこからは抜け出せない。大きなやさしい世界の一部になれないから苦しい。どんなことが身の上に起こったとしても、そのような思考回路を持てば人はサーボ機構をもった生物として生きていける(人は成長したい生き物だ。人は答えを自分の中に持っている。ひとはそれぞれ。)と。

悩むときは、コトバがつながり堂々巡りをして苦しい。でも考えること―そのときは常に未来がある、期待感がある―ので次々と考えを思いつくことができてたのしいのです。

2 thoughts on “レッドロビンの赤い芽(般若心経)”

  1. 転石です。
    山元加津子さんてご存知ですか?
    石川県の特別支援学校の先生です。
    支援学校の生徒さん達とのふれあいが
    「宇宙(そら)の約束という映画になりました。
    特に「般若心経」を現代語に翻訳し
    それを詩に表して映画の中で
    大きなテーマとして描かれています。
    6月から東京の「トリウッド」という映画館で上映されます。
    超介さんの四国は分りませんが、
    時々各地で自主上映会が開かれています。
    「約束は限りなく優しく、限りなく力強く
    いつもあなたに寄り添っている。」
    幸せになれる映画です。

  2. キヨシです。
    悩んでいるのか、考えているのか。
    その時の思いや気持ちでも変化するように思います。
    ただ、何事にも意味があって、それがつながっている
    ように思いますね。

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