「教育コーチング」が人生を変えるきっかけとなった超介です。
たとえば、コンビ二などで接客の様子を観察していると、マニュアルどおり、マニュアル以上等の動きがわかるようになります。いかにその仕事にコミットしているか、というのは意外とはっきりと態度やら行動に出ているものです。
最近知りましたが、心理学の用語で「達成動機」と「親和動機」という言葉があります。「達成動機」とは、ある行為をするのは自分のためであって、相手のためではない場合のことです。その行為は自分のため、自分の目的達成のための手段として行為するときのこと。
マニュアルのみに従った行動は「達成動機的」だと思います。このとき、サービスを受ける相手は、そのサービスへの価値を低下させてしまいがちです。この動機は意外とはっきりと外に伝わるものなのです。わからない、関係ないと考える人もいるようですが。
こんなことを書くのは、自戒からです。コーチングをしたり、前でファシリテーションをしたりする時
「達成動機的」であれば、それらの行為は相手に届きにくくなると思うのです。意識のベクトルが相手に向かわずに、自分に向かいやすいのは、それが原因かなと。
「親和動機的」とは、人と人が同調しあい、相互にフィードバックループで心がつながっている、相手の気持ちは自分にとっても重要であると同時に、自分をかえる力もある、その様な状態(相手との関係)であるときをいうそうです。
それで、こういう言葉を知ったので時々自分の行為にチェックを入れます。2つの動機のどちらが今は強いのか、と。不安にもなります、相手のためという気持ちは自分の眼にも見えませんから。