マニュアル(達成動機的行為)について

「教育コーチング」が人生を変えるきっかけとなった超介です。

たとえば、コンビ二などで接客の様子を観察していると、マニュアルどおり、マニュアル以上等の動きがわかるようになります。いかにその仕事にコミットしているか、というのは意外とはっきりと態度やら行動に出ているものです。

最近知りましたが、心理学の用語で「達成動機」と「親和動機」という言葉があります。「達成動機」とは、ある行為をするのは自分のためであって、相手のためではない場合のことです。その行為は自分のため、自分の目的達成のための手段として行為するときのこと。

マニュアルのみに従った行動は「達成動機的」だと思います。このとき、サービスを受ける相手は、そのサービスへの価値を低下させてしまいがちです。この動機は意外とはっきりと外に伝わるものなのです。わからない、関係ないと考える人もいるようですが。

こんなことを書くのは、自戒からです。コーチングをしたり、前でファシリテーションをしたりする時
「達成動機的」であれば、それらの行為は相手に届きにくくなると思うのです。意識のベクトルが相手に向かわずに、自分に向かいやすいのは、それが原因かなと。

「親和動機的」とは、人と人が同調しあい、相互にフィードバックループで心がつながっている、相手の気持ちは自分にとっても重要であると同時に、自分をかえる力もある、その様な状態(相手との関係)であるときをいうそうです。

それで、こういう言葉を知ったので時々自分の行為にチェックを入れます。2つの動機のどちらが今は強いのか、と。不安にもなります、相手のためという気持ちは自分の眼にも見えませんから。

聴くということ

おはようございます。いっすぅぃ・です。

三重県の3学期制の公立普通科高校の多くは先週辺り
に中間考査を行っています。

私の隣りにいらっしゃるのは国語科の先生。この先生は、
前任校でも一緒で、子どもが生まれたときに、毎日、何か
したいんだけどと言うと、絵本の読み聞かせを紹介してく
ださった方です。

その先生の採点している問題になんだか気になる言葉が
チラリ。「聴くということ」
すかさず、問題を見せてもらいました。問題は全文ではな
さそう。著者は鷲田清一。
問題だけでなく、教科書全文をコピーしてもらいました。

こんな文章で始まります。
 聴くといえば、だれもがおそらく、耳で、と答えるだろう
 聴覚は鼓膜に伝わる空気の振動を聴覚神経が大脳
 に伝えて・・・と、昔学校で習った記憶がある。しかし、
 聴くという行為が、耳でする、ただ単に音響情報を受
 け取るという受動的な行為だとはとても信じられな
 い。

おぉ、でした。高校生はこの文章を知っている、ということ
がまずもって嬉しかったのです。そして先を知りたかった。

 聴くというのは、相手のことばをきちんと受け止めるこ
 とである。理解できるかできないかは、普通思われて
 いるほど重要ではない。

 心を一つにするのでも、理解できるというのでもなく、
 ことばをそのまま受け止めるということそのことに意味
 がある。

 聴くというのは相手の鏡になろうとすることでもある。

「教育コーチング」そのものやないかぁ、と思いながら、も
う一度、生徒達はこの文章を知っている、と反駁しました。
知っているということは、生徒達は、実践はできていなくと
も、そういった視点を持ってるんだ。と気付いたのです。

調べてみると、鷲田清一さんは現在の大阪大学の総長を
務められているようです。
シロウト目で考えると、きっと彼の論が認められているん
だろうなぁ。きっと実践されているんだろうなぁ。

私のココんところにストーンと来たんです。「4つのトライア
ングル」やなぁって。

最後の文章はこの様なものでした。

 ホスピタリティ、つまり歓待(=他者を暖かく迎えると
 いうこと)においては、聞き上手といった素質の問題で
 はなく、どのようにして他者に身を開いているかとい
 う、聴く者の態度や生き方が、常に問われているよう
 に思う。

次世代リーダー育成セミナー大阪?◆ ̄麁N品浸疆仂譟

引き引き引き続きまくってます、たび@小山です。4連発アップ、お許しください。

今日5月27日は次世代リーダー育成セミナー大阪会場の2回目。

北海道日本ハムファイターズのベースボールオペレーションディレクターの遠藤良平氏の
登場です。
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昨年春に、ファイターズの監督・コーチのみなさんに教育コーチングを学んでいただきましたが、
その際にコーディネーター役をしていただいたのが遠藤さん。

東大卒⇒プロ野球選手
プロ野球選手⇒球団のフロント
ともに極めてめずらしい経歴ですが、
そのこと以上に僕は遠藤さんの人生を貫く「芯」に惚れ、
今般講師としてお招きするに至りました。

その「芯」は今日の講演でますます確かに伝わってきました。
遠藤さんの魅力、ファイターズというチーム(血の通った機能組織という印象)の魅力を
満喫し、多くの学びを得ました。

淡々として、確かで、ぶれない男、遠藤良平。

予定の2時間を大きく超える講演になりましたが、終了後も遠藤さんとお話がしたくて
受講者の皆さんの長い列ができました。

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講演後のコーチングワークショップも熱気むんむん!
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40名の受講者(関西圏各塾の次世代リーダー諸氏)は燃えています!

遠藤さん、ありがとうございました!

東京の皆さん、お楽しみに!

TOP進学教室訪問

引き引き続き、たび@小山です。

お伝えしたいことが毎日起こって貯まってるんです。

25日・26日、群馬県太田市にある教育コーチング認定校「TOP進学教室」様を
あるくトレーナーと一緒に訪ねました。

中級教育コーチ認定をお持ちの先生方12名の更新講座です。

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いやあぁぁぁ・・・先生方の笑顔、前向きさ、集中力、思いやり・・・素敵でした。
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初めて学ばれる「体感コーチング」をスポンジのように吸収される。。。
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生徒の皆さんへの愛情が溢れる塾、
より良い教育者を目指して自分を高め続ける先生方、
「また会いに行きたい!」そう感じたたび&あるくでした。

全国教育コーチングフェスティバル2009 ありがとう!

引き続き、たび@小山です。

日青協15周年を機に、
「教育コーチング」も一つの節目となる催しを行いました。

24日、東京国際フォーラムにて開催の「全国教育コーチングフェスティバル2009」です。

■教育コーチング実践報告
 当ブログでおなじみの“転石”さんこと、文研学院代表黒澤薫コーチからは、
 生徒たちの感動的な心の成長が、

 スクールIE小平校の中島丈博コーチからは、生徒の成長と自分自身の
 ダイナミックな成長が、

 群馬のTOP進学教室代表森部和行コーチからは、教育的成果と経営的成果が
 紹介されました。

 それぞれに、先生方の愛情と「教育コーチング」がマッチングして生まれた成果。
 素敵です。

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 続いて東京国際学園高等部のコーチ先生方は、生徒対応を寸劇仕立てで発表。
 リアルで、先生方の教育コーチングがイキイキしていることに感動。
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 スペシャルゲストは、ミス日本グランプリ宮田麻里乃さん。
 自分の成長の軌跡や価値観、親御さんの関わり、教育コーチング研修の成果などに
 ついて語ってくれ、会場は一気に華やかに!
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■パネルディスカッション

 パネラーは、
 千々布敏弥先生(国立教育政策研究所総括研究官)
 金子憲勝コーチ(神奈川県教育センター指導主事)
 仲野十和田コーチ(全日本私塾教育ネットワークエリア関東代表・ナカジュク代表)
 吉岡敦子コーチ(吉岡児童教育研究所代表) 

 コーディネーターは森智勝先生(全国学習塾援護会主宰)

 会場からの意見や質問もいただきながら、「親の役割、教師の役割」という大きな
 テーマについて、実に活発な意見が交わされ、熱いディスカッションになりました。
 
 「子どもが夢やビジョンを描く支援」「その達成に向けた支援」
 大人の役割の中で、この部分が今もっとも必要である・・・ステージから放たれた
 熱い思いが会場いっぱいに広がりました。

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気付いてみれば、教育コーチングを全国に紹介し始めて3年半。
教育コーチ養成講座ECTPの受講者は20,000人、講演会・セミナーの受講者も20,000人を超えました。
そうした広がりだけでなく、着実に「教育者の前進」「子どもの目標達成」「子どもの自立」といった教育コーチングの成果が日本全国で日々生まれています。

そうした成果を共有し、讃えあい、学びあう今回のような場を、今後も設けて行きたいです。秋には関西でやりたいな。

これまで出会ってきたたくさんの顔に再開しました。うれしかった!

そして、この催しには、たくさんの方々のご協力をいただきました。
心からお礼を申し上げます。ありがとうございました!

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日青協15周年シンポジウム 熱い一日!

たび@小山です。

5月23日、日青協設立15周年シンポジウムが、
東京神保町の日本教育会館にて開催されました。

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杉並区立和田中学校元校長で、現在大阪府特別顧問(政策アドバイザー)をされている
ご存知藤原和博先生のご講演は、極めて、極めてインパクトがありました。

20世紀の成長社会から21世紀成熟社会へ・。
その変遷に伴って、教育は情報処理力養成から情報編集力養成へと
変革する必要がある・・・事例をふんだんに交えたお話は強烈に説得力が
ありました。

後半は、佐々木会長コーディネートによるパネルディスカッション。
藤原先生、衆議院議員下村博文先生、立命館副総長の本郷真紹先生が
それぞれのお立場から教育の現状と未来について熱く熱く語られました。
異口同音に語られたのは、子どもたちの「自立」を支援する教育の重要性と、
その手法としての「体験」の必要性。
我が国の豊かな未来を創造する教育のあり方が明確に示されました。

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「教育コーチングは、21世紀を切り拓く教育メソッドである」
・・・それを改めて確信した一日でした。
同時に、もっともっと教育コーチングを教育現場に普及していく必要性を
強く強く感じました。

15歳を迎えた日青協、
ますますパワフルに活動を展開していきます!

おしょうさんの娘育ち日記(5月その2)

娘がめがねをかけ始めてから、ちょうど1年になります。
今週木曜日に、正確な視力を測定する検査があります。

3歳児検診のとき、保健師さんから
「ひょっとすると、○○ちゃん、右目が・・・」
大学病院での検査の結果、右目は視力がほとんど無い状態でした。
このままの状態が続くと、完全に見えないままになってしまう。
左目の成長にも影響が出るとのことでした。
人の視力は、生まれてから小学校低学年くらいまでに、
徐々に成長・発達するとのこと。

あれから1年。
娘は、アイパッチ訓練(娘の場合は、視力のある左目を隠して、
右目の視力の成長を促す訓練)も
「オメメペッタン」と名づけて、
日常生活に組み入れてきました。
その成果は徐々に良い方向にあらわれてきています。

子どもの正確な視力を測定するためには、
アトロピンと呼ばれる点眼をします。
このアトロピンは劇薬で、瞳孔が開いた状態になるので、
まともに外を歩けません。
それが、先週土曜日から我が家ではスタートしました。
点眼をしようとすると
「ママやパパのお顔が見えなくなっちゃう!」と泣きながら抵抗します。
好きな歌を歌いながら、
一緒にいるから大丈夫と抱きしめながら、
点眼を朝・夜行います。

娘は、大きくなっても、めがねを手放せないと思います。
ただ、親の身勝手な思いですが、娘と一緒にいる感覚は、
ずーっと自然に持ち続けられる気がします。
これからも娘の成長が楽しみです。

『傾聴』欠乏症候群?

今年も卒園した子どもたちが母親と園に顔を見せに
きてくれています。

4月・・・
大きめの新しい制服にランドセル姿で
照れくさいやら誇らしいやら・・・
新しい生活でのドキドキとワクワク感が
溢れんばかりに伝わってくるようでした。

そして、5月も半ばを過ぎた頃
制服姿も様になり、少し落ち着いてきたのかな…
と思いきや・・・
「幼稚園が恋しいみたいです。」と苦笑いのお母さん。

保育者的には、ちょっぴり嬉しいけど・・・
でもやっぱり心配のほうが大きい複雑な瞬間が
毎年あります。

家庭から幼稚園
幼稚園から小学校
小学校から中学校
同じ『教育』の場でも子どもたちにとっては勉強以外にに、大きく違うと感じるところがあるような気がします。
もしかしたら、私自身が幼少期の頃に
感じていたことなのかもしれません。
・・・それは・・・
『先生の子どもとの関わり方』
『子どもからみた先生の(自分に対する)関わり方』

「何だか上になればなるほど、先生が不親切!」
・・・そんな風に口を尖らせていた記憶があります・・・

何かをしてもらいたいのではなく
何かを教えてもらいたいのでもなく
何だったんだろう・・・?
卒園児の様子から自分の思っていたことが
何だったのかに気づきました。

もしかして、話をきいてほしかっただけ?
先生に話しかけたかった(声をかけてもらいたかった)

確かに幼稚園では担任でなくても全園児の様子を把握しており、その日その子が発しているサインを感じとり寄りそったり見守ったりする。
言葉がまだまだ拙い幼児だけに、しっかりと心の声に耳(心)を傾け話をきく。

『そうかぁ・・・傾聴欠乏症候群かも・・・』

「学校が楽しくないわけではないんだけれど
どうしても幼稚園に行きたいって言うんで・・・。
でも来てみてわかりました。
先生方と話をすると私(母)もホッとします。」

これから夏・秋・冬になるにつれ次第にそんな声も
少なくなってきますが、子どもにとっても大人にとっても
『傾聴』してくれる人がいる!と思えるだけでも
心のビタミン剤になるような気がするこの頃です。

レッドロビンの赤い芽(般若心経)

「教育コーチング」に助けてもらっている超介です。

レッドロビンの赤い芽が成長して普通の葉に変わっていましたが、さらにまた赤い新芽が伸びてきています。

過去の手帳を繰っていると、2004年2月21日から3月22日までの間で合計1022回般若心経を唱えた記録がありました。これを唱えるだけですくわれる、それで覚えました。そのような気持ちになった事情を思い出して切なくなります。

最近、福岡伸一さんの「動的平衡」という本を読んで、般若心経の教えに通じると思いました。

般若心経から学んだことは、「世界は一つであること」。私達の身体は、宇宙を構成する物質のかけらから出来上がっています。本はといえば、恒星が爆発して飛び散った物質、それらが時を経て私の身体を作ったと。ミクロの眼で、そしてマクロな時間の流れを捉え、見渡せば、物質の「流れのよどみ」が私達たちの一瞬の生。

すくわれると感じるのは、自然界のあらゆるものがすべてつながっている、という教えからでしょうか。私は一人ではないという、孤独感からの救われの感情。我々の存在は固定ではなく、モノではなく、流れていく、コト(現象)であるから。

悩むと考えることの違いは、答え(仮説でも)がでるかどうかのちがいであるとわかりました。悩み苦しむときはこのことを覚えておきたい、そう思っています。刺激に対して無意識に反応する人は考えることがない、悩みはそんな構造の中からおこる。悩むときはある、でもそのあとは、同じ刺激に対して無意識の反応はしないでいようと。

もし、刺激を受け止めてから、その意味を自分のミッションに照らし、選択肢を考え、そして自由意志で行動を選べば、それは悩むのではなく対応することであり、流れていくことができる。

でも悩んでしまうと悪循環にはまりそこからは抜け出せない。大きなやさしい世界の一部になれないから苦しい。どんなことが身の上に起こったとしても、そのような思考回路を持てば人はサーボ機構をもった生物として生きていける(人は成長したい生き物だ。人は答えを自分の中に持っている。ひとはそれぞれ。)と。

悩むときは、コトバがつながり堂々巡りをして苦しい。でも考えること―そのときは常に未来がある、期待感がある―ので次々と考えを思いつくことができてたのしいのです。

第8回 人生航海図in琵琶湖

久々に登場します。たび@小山です。

コーチングで見つける人生航海図セミナー第8回。

二泊三日のプログラムを無事修了し、京都に帰ってきました。

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東は東京、西は長崎から集まった22歳から56歳までの、18名のメンバーと
5名のスタッフが、
学んで、語って、挑んで、泣いて、笑って、怒って、はしゃいで、感じて、
支えあい、認めあい、高めあい、
ダイナミックに脱皮、前進した3日間でした。

心の中にある、自分らしくあることを邪魔する何か。
それを、仲間のサポートを受けて自分自身の力で取り除いたとき、
最高に輝く笑顔が表れます。それをいっぱいいっぱい見ることができました。

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人間って、やっぱり素晴らしいです! すごいです!

18名のメンバーは、自分の人生の舵をしっかり握って船出しました。
めちゃめちゃかっこよかった。鳥肌が立ちました。

彼らはミッションに生きる人として、究極の本気で子どもたちや仲間たちと向き合っていきます。

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18名の最高のメンバーと、4名の熱いスタッフに、ただただ、感謝。ありがとう。
みんな、大好きだあああああぁぁぁぁぁぁ!

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また会おう!null null null null null

この勢いで、20日は【次世代リーダー育成セミナー】
23日は【日青協15周年記念シンポジウム】
24日は【全国教育コーチングフェスティバル】
がんばります!

一人でもたくさんの方にお目にかかれますように・・・。