超介です。
伊予の地では2月1,2,3日は椿祭(椿さん)という数万人の人出がある大祭がありました。ここを過ぎると寒さが揺るぎ始め、春が訪れるようです。
まだ少し寒さは残っていますが、それでも空気の芯には冷たさではなく春の予兆の暖かさがあるようです。今日は2月8日(日)、松山市ではマラソンがありました。懸命に、真摯に走るランナーの勇姿は沿道で見ている人の胸を熱くします。
春の色といえば新緑と、桜色を思う人が多いかと思います。コーチングでも心境等を色で質問します。
「今の気持ちはどんな色?」とか、「色であらわすと何色に染まりたいですか?」とか。
最初、研修でそう聞かれたときに「そんなん、無意味やろ!」と一瞬思いました。心に色などついているはずがない、そう思ったのです。が、よく考えてみればそうでもないなぁ、と。赤とは激しい感情を表している感じやし、気持ちがいいのは透きとおる水色、薄い青とか、たしかにあるな、と。
それで今では「何色になっとる?」と聞いたりします。
色で思い出すのは、上司に教えてもらったもの。10年以上前、深夜の酒場のカウンターで紙ナプキンにボールペンで書いて教えてもらいました。very superior old paleつまりVSOP。very superior old pale、VSOPというのはこの略、と教えてもらい、お、これはかっこいい、と感じました。
なぜ好感をもったかはよくわかりません。それは宇宙の恒星の色で、深さ、遠さ、大きさにもつながるからかもしれません。夜空に輝く恒星は表面温度が上がるにつれて赤色から黄色くなり、白色に変わり、最後に青白く輝く。気が遠くなるほどの時間をかけて移りゆく、高温の星の色。
また、僕の中では、very superior old pale=「深沈厚重」。深く沈んで重厚で、どっしりと存在感を示す。何も言わないがそこにいるだけで空気が変わる。無言のコーチングができる人のイメージ。
これにつながります。
皆さん、どんな色の人になりたいですか?